旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅の小窓~三陸2014 鉄道の旅

2015-05-04 07:06:31 | 旅の小窓
 平成26年7月19日から2泊3日の日程で、三陸鉄道周辺を中心に回ってきました。
 今回使った切符は、3日間と今まで一番短い期間だったので「北海道・東日本パス」や「青春18切符」ではなく、「あおもりホリデーパス」と三陸鉄道ファンクラブの「1日フリー乗車券」、あとは普通乗車券を組み合わせての旅でした。



 1日目は、自宅からから釜石まで。
 雨模様の中、6時19分発の青い森鉄道八戸行で出発!


乗った電車は、3月15日デビューした「青い森703系」


 三沢付近では、太陽が姿を現しそうでしたが…


 八戸からは、JR八戸線7時12分発久慈行に乗りました。


 八戸から乗った園児達。種差海岸で降りました。


カメラマンが駅でお出迎え。この光景去年も見ました。思い出遠足でしょうか。


 9時2分久慈駅到着


次の列車まで1時間半近い待ち合わせ…町をぶら~り。道の駅くじ やませ土風館へ。


青森県で探しても見つからなかった切符カット。見つけました!!!道の駅に入っている全日食チェーン こしど久慈店で。1個98円が、三陸鉄道の190円切符に変身!  



 取り壊しが決まっている「あまちゃん」に登場した「久慈駅前ビル」。ドラマでは「北三陸市観光協会」が入居していました。


 駅前の「大判小判」では、北いわての匠、四作雄治さんが昆布の手削りを実演していました。


 久慈からは、三陸鉄道北リアス線10時31分発宮古行に乗車。


 三陸鉄道久慈駅では、列車の出発に合わせて、大漁旗を手にした海女さん姿のお姉さんがお見送り。


 途中の陸中野田駅で下車。ここは塩作りが有名。


 名物 塩ソフト


昼食は、「道の駅のだ」にあるレストラン「ぱあぷる」で野田村特産の南部福来豚を特製の自家製ダレで焼いた「焼肉定食」。


「道の駅のだ」と「陸中野田駅」が一緒なため、2階にある「ぱあぷる」から、列車を見ることが出来ます。


 12時28分、再び三陸鉄道北リアス線宮古行に乗車。天気が悪いので、予定していた田野畑駅で下車して北山崎に行くのは取りやめて、釜石に直行することにしました。


 安家橋梁から海手


 安家橋梁から山手


 北リアス線で最後に復旧した島越駅


 平成14年「東北の駅百選」に選ばれた島越駅舎と同じようなドーム型の駅舎が復旧。


 宮古駅には13時54分到着


 宮古駅から先、釜石駅まではJR山田線。まだ復旧作業も始まっていないので、15時15分発岩手県北バス田の浜行に乗り換え。


 牡蠣の養殖筏か復活した山田湾


 山田町の中心街には未だに被災した建物がそのまま残っていました。


 駅舎は流されたものの、鉄橋だけが残っているJR山田線鵜住居駅付近。


 釜石市天神町にある仮設団地13号棟


 17時28分、釜石駅前に到着


 2日目は、釜石から大船渡までです。
 朝から雨。写真中央に見えるのが泊まった、安いのが取り柄の「釜石ステーションホテル」


 釜石駅のホームには、今年春から運転されている「SL銀河」の車両が停まっていました。


 9時1分発JR釜石線花巻行きで上有住駅に向かいます。


 釜石駅を出発して間もなく左手に「SL銀河」用蒸気機関車C58 239が車両と同じデザインの機関庫の中にいました。


 9時32分山間にある上有住駅に到着。


 ここに来た目的は、鍾乳洞「滝観洞(ろうかんどう)」。


 入館料を払い、ヘルメットをかぶり、長靴に履き替えてから中に入ります。途中かがみながら進むところが何カ所も有り、まるで洞窟探検のようです。


 入口から約900m進んだ一番奥に、「天の岩戸の滝」と言われる落差29mの洞窟の中にあるものとしては日本一の滝がありました。
 雨天が続いたせいか、水量がとても多かったです。ここに行くなら、雨合羽が必要です。


 昼は滝観洞名物の「流しそば」


 11時28分の列車で釜石に戻ります。


 釜石に戻って向かった先は、釜石観音を真後ろから望む、高台にある「鉄の歴史館」。



 館長(右)・副館長直々に教えていただいた金属鋳造体験。


 材料費一人100円。約40分で完成した、金属鋳造体験で作ったキーホルダー。


 再び釜石駅の戻りました。三陸鉄道釜石駅内にはジオラマもあります。


 釜石発14時11分発三陸鉄道南リアス線盛行に乗車。


 甫嶺駅付近


 ホタテ貝の絵馬で知られる「恋し浜駅」


 JR大船渡線は、鉄路ではなく、BRT(バス高速輸送システム)での復旧をしているため、終点の盛駅の大船渡線ホームは道路になっていました。


 三陸鉄道盛駅


 3日目は、大船渡から野辺地までです。
 3日目になって青空になりました。



 2泊目は、海岸にあった旅館が被災し、内陸にホテルとして再出発した「大船渡インター ホテル椿」に泊まりました。


 ホテルの朝定食。元旅館だけあってバランスの良い定食でした。


 ホテル前の「町場」バス停、8時41分発岩手県交通バス碁石海岸行きに乗車。


 大船渡市街地


 以前の面影全くない大船渡線細浦駅前。


 碁石海岸 雷岩と乱曝暴谷(らんぼうや)


 碁石海岸からタクシーで大船渡線「碁石海岸口駅」に出て、11時2分発大船渡線BRT気仙沼行に乗車。


 陸前高田市街地は目に見えて復旧とは言えない現状。


 奇跡の一本松周辺には、土地のかさ上げや造成のための土を運ぶコンベヤーが作られていて、一本松がバスから見えなくなっていました。


 気仙沼港に並ぶ真新しい漁船。


 気仙沼市街。


 11時59分気仙沼駅到着。


 気仙沼駅も一部線路が気仙沼線BRT用道路に変わっていました。


 気仙沼12時19分発一ノ関行に乗車。


 気仙沼駅を発車すると、大船渡線のBRT専用道路が並行しています。ポイントが途中で切られ、かつては同じ鉄路であったことがわかります。


 列車は、室根山を右に見て登っていきます。


 13時11分、猊鼻渓駅に着きました。


 約90分の猊鼻渓船下り。


 船下りとはいうものの、実際は大猊岩のあるところまでの往復。

 
 猊鼻渓駅は無人駅。待合室には列車の運行状況が分かるモニターがありました。


 猊鼻渓17時10分発JR大船渡線一ノ関行に乗って一路帰路に。


 一ノ関からは18時40分発「はやて369号」。臨時列車のため、E2系で新青森まで運転。


 おしまい。