徳ちゃん繁昌リポート

《あなたの笑顔が周りを幸せに、ひと言が一人一人を元気づける》

クラーク博士の言葉!やり終えての卒業式?

2013年03月16日 | ひとり言
卒業シーズン真っ只中の3月。幼稚園、小学校、中学校、高校そして大学と人生の折り目折り目に卒業式がありますが、思い起こせば大学時代、キャンパスの掲示板を見忘れたばっかりに卒業アルバムに顔写真がなく、学費出してもらった親父に大学行ったのかと疑われ、ほんとうに申し訳ないことをしたと後悔したものです。

1876年、札幌農学校の教頭に就任したクラーク博士は、働いていたアメリカの学校で一年間の休みで北海道にやってきて翌年にはアメリカに帰国する事となりました。一期生の生徒達はクラークとの別れが寂しくて仕方がありません。それを察したクラークは一人ひとりに握手を求め、色々と声をかけていたそうです。いよいよ別れの時、馬にまたがったクラークは生徒に向かってあの言葉を言ったのです。
Boys be ambitious「少年よ大志を抱け」!しかし、クラークが生徒たちに向かって訴えたのはこれだけではありませんでした。"Boys be ambitious Be ambitious not for money or for selfish aggrandizement not for that evanescent thing which men call fame. Be ambitious for the attainment of all that a man ought to be."「少年よ大志を抱け。ただし、金を求める大志であってはならない。利己的なものを望む大志であってはならない。名声という浮ついたものを求める大志であってはならない。人が人として備えなければならない、あらゆることを成し遂げるために・・・・」つまり、お金とか名誉とかを求めるのではなく、様々なものを学び、備える事で、人のため、社会のために役立つ大志を抱きなさい。という言葉を贈ったのでした。

卒業という言葉は学校に限らずひとつの段階を終了し次の段階に進む時に使われ、終わるというマイナスなイメージを打ち消すための表現でもあります。もう少年ではない私達はクラーク博士の言葉、人のため、社会のために役立つという大志を持ち、それを成し遂げたのかを問う必要があるようです。もし実行できていないとすれば、今からでも遅くない、最後までやり終えて現役という卒業式を迎えるべきでしょうね。そう思いませんか!?

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