徳ちゃん繁昌リポート

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【続シリーズ】ドラッカーに学ぶ名言録その6

2014年12月17日 | 仕事モード
出張先からです。今回の名言は「お山の大将根性を捨てよ」。アメリカ生まれの経営者や経営学者はお山の大将意識だったり大国根性が強いのに反して、ヨーロッパのオーストリアで生まれ、イギリスで働き、その後アメリカに渡ったドラッカーはそうした鼻持ちならぬアメリカ大国主義とかアメリカがナンバーワンという誤った考え方を特に嫌ったのでした。

アメリカの企業でもしっかりしているところは、絶えず冷静に自らのパフォーマンスを見詰め直し、東に優れたものがあれば直ちに赴き、西に傑出したものがあれば、すぐに吸収しにいくといった行動哲学を有している。特に、知識時代になり、知識労働者の時代となりつつある今日、ドラッカーはそれがアメリカであれアジアであれ、また企業規模の如何に関わらず、虚心坦懐に学び、絶えず手持ちの知識や技術の更新をすることを決して忘れていないというのである。そして、こうしたアメリカの企業、特に驕り高ぶった大企業の脇の甘さを衝き、すでに安定して確固たる地位にあると思い込んでいる、こうした、うぬぼれ屋の企業を打ち負かし、自らをその業界のリーダーの地位に就かせることができるとしている。 

変化に対して鋭い感性を磨き、外界の変化を敏感にモニターし、しかも迅速に対処することを、いつも口やかましく説いていたドラッカーからすると、こうした天狗根性や鈍感な居直りは腹に据えかねるものだったのでしょうね。ビジネスに携わる者はドラッカーのこうした激しい叱責を蒙らないように心したいものです。  
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