真実の言動録~タイムトラベラー、始動する。

タイムトラベルで明かした闇の歴史・本物の歴史・真実の歴史を暴露しつつ、陰謀を仕掛ける世界権力に立ち向かう!

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忘れられない春一番

2010年04月08日 16時22分18秒 | 文学
 二年ほど前の出来事です。

 寒からず暑からず、陽気に満ちた名古屋市街は、日曜ということもあってか、大勢の人で溢れていました。そんな中で用事を済ませた私は、次の目的地に向かうべく駅へ、といっても時間に余裕はあったものですから、散歩の趣が多少なりとも含まれていたことを記憶しています。

 そういう私の前を、見知らぬ母子が歩いて居ました。買い物をしたであろう手荷物や、夕暮れが迫りつつあった時間帯を考えると、帰宅途中だったのかも知れません。その少女はA4判くらいの絵を持っていました。額に納められたものでなく、景品のようなもので、風に吹かれ、ひらひらしていたのです。

 母親は飛ばされる事態を懸念し、注意するよう言い聞かせましたが、少女は手に感じる風の力を無邪気に楽しんでいる様子でした。こんなふうですから絵は相変わらず、ひらひらを続けるばかり。文字通り母親の忠告は、何処吹く風と聞き流されていたのでしょう。

 そこへ疾風が駆け抜けます。挑戦的な握力は、たちどころに限界を迎え、絵は少女の元を離れました。そして数メートル後方に居た私の前を横切ったのです。咄嗟の出来事に私は動けませんでした。

 少女は慌てて追い掛けましたが、差は開く一方でしたから、母親は諦めるよう諭さざるを得ませんでした。側に父親が居たなら追ったでしょうが、こういう時にハイヒールを履いた女性は無力なものです。さすがの少女も無理を承知したと見えて、前を向き歩き始めました。

 この光景を間近で見た私は、絵を、問題の絵を、追おうと思いましたが、同時に躊躇もしました。失敗したら恰好悪いとか、成功したとしても風に煽られたわけだから傷ついているだろうとか、余計な考えを巡らせた挙句に、結局、何もしませんでした。

 最初に少女の母親がした忠告を私自身が真剣に聞いていたなら、絵が前を横切った時に対処できたであろうものを。一時といえども親子の笑顔が、永遠に失われました。たった一枚の絵に過ぎませんが、私は未だに恥ずかしくてなりません。
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惑星の自転(解法)

2009年10月30日 23時52分16秒 | 素朴なる駅
 惑星の自転 において、投げ掛けた問いは解けたでしょうか。金星が異常に自転している理由を、天体物理学の観点から答えて下さいというものでした。逆向きの回転といい、遅すぎる速さといい。後者は妙な表現ですが、物理学では運動量を「速さ」と表すためにこうなってしまいます。

 こんな話はさておき、模範解答を記せば次の通りになるので参考にして下さい。「地軸傾斜角が177度ほどもあるから」。そっけないですけど、出題は理由を聞いているにすぎないので充分だと思います。要するに金星は、ひっくり返って正転している訳です。

 地球儀が身近にある方は、回したまま逆さにしてみて下さい。回転する方向が反対になりますよね。そんなものはないという方は、他の物で試しても納得していただけることでしょう。このように軸の向きが変わると、他から見た回転方向は変わってしまいます。

 ちなみに見学者が逆立ちすることでも、被写体は反対に見えます。どうやら向きを判断するには、絶対となる基準が必要のようです。そして宇宙の構造を考慮すれば、反時計回りが自然であることから、正転方向とされています。

 つまり金星はひっくり返って正転しているけれど、諸々の事情により逆転していると言われる訳です。ややこしいですけど、軸の角度がポイントということは理解していただけましたよね。そういう地軸の傾斜は公転面に対する角度で表されます。

 垂直で北極点が上(天)なら0度、同じ垂直でも北極点が下(地)なら180度という具合にです。極点は地軸上にある地表で、北極点が磁石のS極に相当します。意外に思われるかも知れませんが、磁石は異極だとくっ付き、同極だと反発します。方位磁針のN極は、S極の性質を帯びた北極に引かれるということです。

 残りは自転の遅さですけど、これは公転方向とのギャップによるところが大きいものと考えられます。金星の公転方向は正式な反時計回りですから、打ち消される力が作用するのではないでしょうか。公転と自転の運動量を比べれば、前者の方が多大です。

 あと気をつけるべきは、角度を曖昧にすることです。金星の地軸傾斜は、僅かでも変動しているので断定できません。以上が私なりの解説になります。こういうことが多少でも解ると、因果の絶対さを再確認するのは私だけでしょうか。
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惑星の自転

2009年10月24日 13時08分16秒 | 素朴なる旅
 前回は地球の自転について、人間側から考察しました。私たちにしてみれば途轍もないスピードで回転しているわけですが、地球は人と比べたら大きいだけに大層なことじゃないかも知れません。この辺を判断するには、天体規模で考える必要がありそうです。

 解りやすいように、主だった惑星の自転周期を一覧にしてみましょう。時間の単位は地球で言うところの日数で統一し、参考までに赤道半径はキロメートルを用い、平均公転半径は天文単位で表すことにします。ちなみに1天文単位は149,597,871kmほどであり、太陽から地球までの距離を基準にしたものです。 携帯の方は見づらいでしょうけど、最初の見出しを元にして下さい。

                自転周期(日)   赤道半径(km)   平均公転半径(AU)
         水星      58.646       2440         0.387
         金星     -243.019       6052         0.723
         地球       0.997       6378         1.000
         火星       1.026       3396         1.524
         木星        0.414       71492         5.203
         土星       0.444      60268         9.537

 正に様々ですが、地球の自転は標準的なようです。アッサリ結論付けましたけど、変な記号が付いている金星と比べたら、普通と言って差し支えないでしょう。そもそも天体は宇宙の構造上、反時計回りに回転するのが自然です。ところが金星は逆、つまり時計回りになっています。しかも異常に遅いですね。金星は面白くないことがあり、フテ腐れているのでしょうか。それとも反抗期なのでしょうか。

 いずれにしても、何か事情があるのでしょう。その理由を歴史的にでなく、天体物理学の観点から考えて下さい。難しそうですが、複雑な積分による計算は不要で、二十字以内の言葉だけで説明は可能です。これを今回の問題とし、解答は金星なだけに、10月30日(金)に掲載することにします。
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一瞬の連続

2009年10月21日 09時31分31秒 | サッパリ

 いろんな色やいろんな形

 光があたり影はなす

 そして風がそよぎ葉は揺れる

 葉が揺れれば影も連れ

 日輪はまたそこに光をそそぐ
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向上の星

2009年10月19日 18時19分35秒 | サッパリ

 夕涼みに打ってつけな林

 そこで上空を仰ぐ

 木々のこずえが演出する

 はるかな向上の星
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せぴあ色

2009年10月18日 16時58分10秒 | サッパリ

 あそこで見た懐かしい風景

 ちょうど今頃の季節

 ずいぶん前のことだけど

 不意に衝動が駆け抜けた
  
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地球の回転 (解法その二)

2009年10月17日 15時22分11秒 | 素朴なる駅
 昨日、発表した地球の回転 (解法その一)における方角の説明に、不充分なところがありましたので補足することにします。世界地図のような二次元で考えると、方位は絶対的になるため、出題の要求に答えられない旨は既に話した通りです。

 しかしながら三次元でも東という表現は多用されます。こちらの解説が欠落していたことから、納得できなかった方も居るのではないでしょうか。そもそも東の語源は「日が出る方角」ですから、こうなると東の概念は相対的になります。つまり使用する人によりけりで、固定されないということです。

 ここで日の出について考えます。これは地球が自転しているからこそ見られる現象にほかなりません。その方角はどうでしょう。地球は楕円体ですから、複雑すぎて頭が痛くなる方が多いのではないでしょうか。記事を書いている私の脳みそも悲鳴を上げています。

 こういう時は簡単に考えるのが得策です。太陽は巨大でも、地球と離れているために小さく見えます。これが見える方角は観測する場所によって異なるのは当然です。解りやすいように、具体例を用いて考えることにしましょう。

 10メートル先に、石頭角蔵という人が立っています。貴方が今いる場所から見た時と、1メートル横に移動して見た時の角度は違いますよね。けれども地球が急停止した場合、貴方は地上の何所に居ようと、あくまでも地軸に対する角度で飛ばされます。要するに太陽の位置など関係ないのです。

 以上からも東という語を用いて、出題に答えることはできないと考えられます。それでも東と言えたなら、おおよそは当たっている訳ですから、落胆することはないでしょう。ただ物理的に表現する際には、本質を指す言葉の方が適切であり、抽象的な言葉は相応しくないということです。
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地球の回転(解法その一)

2009年10月16日 08時03分20秒 | 素朴なる駅
 それでは前回出題した地球の回転 に対する解答を発表します。問題自体は難しくありませんが、完全に答えられた人は少ないのではないでしょうか。なぜなら説明文中に間違いが含まれているからです。そんなのはズルイと言われそうですけど、何事も鵜呑みにしないで欲しいという考えから、あえて実行しました。

 私たちは社会に騙され続けています。その是非については騙される人 を参照して下さい。また社会の実態については何度も書いていますから、他の記事を参考にしていただけたら幸いです。ともかく嘘や誤りを見抜くことは大事なので、今後も間違いを交えながら出題する予定でいます。

 ですから解答を掲示するまでは、出題に関する質問を受け付けませんので、自力で考えて下さい。仮に解けなかったとしても、色々と調べたり、考えを巡らせたりする作業は、必ず役立つことでしょう。もちろん発表後であれば、対応できる範囲内でお答えしたいと思います。

 少しばかり長い前置きになりましたが、物議を醸すであろう箇所は時速の計算ミスです。説明文は赤道半径を時間で割り266km/hほどとしていますけど、これは間違いでしかありません。要するに半径じゃなく、外周を時間で割らなければならないのです。あくまでも赤道にこだわるなら、その長さは40000kmとされています。

 そもそもメートルは赤道周長の40000分の1と定義された単位ですから、ピッタリで当然なわけです。ちなみに円周の長さは2πrですけど、地球は楕円体ですから適用できせん。ただし扁平率は僅かなので、40054kmなどと計算された方は少しの減点で済みます。

 そして23時間56分4.100秒という時間の扱いについては、端数を切り上げて24時間としたなら可、キッチリ計算して23.934時間としたなら良とします。以上から赤道での回転時速は1671km/hほどに落ち着きます。

 従って新幹線どころの騒ぎじゃないですね。私は間違いの挿入を一切触れ込まなかっただけに、気づいた人は凄いと思います。とにかく目安のスカラーは求められたので、次は方向です。出題は地球が回転しなくなったら、私たちはどうなるかというものでした。

 念の為に触れておくと、スカラーというのは力学用語で絶対量を表します。これに対し方向も兼ね備えたのがベクトルです。物理アレルギーの人は鳥肌が立つかも知れませんが、こんなものは覚えさえすればどうということはありません。平たく言うなら、やる気だけはある人がスカラーで、実際に行動する人がベクトルとも言えるでしょう。

 話を戻すと新幹線が急停車した場合、乗客は直前の進行方向へ飛ばされます。地球の回転は反時計回りですから、「私たちは地軸に対し反時計回りの方角へ、すなわち地面と水平な方向に吹き飛ばされる。加えられる速さは赤道上で1671km/h程度であり、高緯度になるほど減少する。最終的な到達点は、飛ばされる人が途中で受ける抵抗と事前にしていた行動により差が生じる」というのが一応の解になります。

 方角に関しては、地軸あるいは自転軸等の同義語、そして反時計回りに準ずる語、これらの組み合わせで言い表さねばなりません。その上で地面と水平というふうな補足があれば最高です。理由は反時計回りの方角だと若干でも曲線になってしまいます。けれども実際は一瞬の出来事で直線のエネルギーが働くわけですから、指摘する必要はあるでしょう。

 あと二次元の世界地図で考えると、思わず東の方角へなどとしてしまいがちですが、これは間違いになります。極端に言えば、西に居る人が東へという表現は、地面にめり込む力が加わることであり、東に居る人が東へというのは、ロケットのごとく大空へ飛んでいくことです。つまり世界地図は便宜的に作成されたものですから、今回のようなケースには相応しくありません。

 それから緯度(赤道は0度で、極点は90度)が高くなるに連れて、モーメント(角運動量)は小さくなります。分かりやすく言うと、球を投げる際に手首しか使わなければ、遠くへ投げることはできないでしょう。けれども肘や肩も使えば、より遠くへ投げられます。あまり良い例えじゃないかも知れませんが、これもモーメントの違いです。

 簡単にでも最終的な到達点まで記述すれば申し分ありません。抵抗とは障害物の有無および飛ばされる人の形態です。また事前にしていた行動が加速度に対し正か負かでも変わります。問題は漠然としているので、これ以上の詮索は不要でしょう。

 参考までに採点の基準を示すと、飛ばされることを解った人は40点、その方向を的確に言えた人は20点増し、時速の誤りに気づき正しいスカラーを計算できた人は20点増し、緯度等による場合わけをした人は20点増しになります。

 ということで出題は大雑把に、解法は極力緻密にする積もりです。この方が楽しめて好いと思います。もちろん私の解答が、完璧に正しいとは限りません。間違いや不充分なところを見つけたら、ご指摘いただきたいです。肝心なのは真実を追究し、大勢がそれを知り行動することですから。

 なお、『素朴なる旅』の解法を、問題と同じカテゴリーにすると、後から訪れる人の楽しみを半減させる事態が予測されるため、『素朴なる駅』という別枠を設けました。大したものではありませんが、以降も繋がりのある出題を考えていますから、暇つぶしくらいのノリでお立ち寄り下さい。
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地球の回転

2009年10月14日 19時53分23秒 | 素朴なる旅
 私たちを住まわせてくれる地球は、せわしく動き続けています。コマのように回ったり、太陽を中心に周ったり、いつも元気でサボル気配はありません。何も地球に限らず、天体は大なり小なり活動しています。微動だにしない星など見つかっていませんし、今後発見されることもないでしょう。

 どうやら動物は躍動することが宿命のようです。だから元気があれば嬉しく、なければ悲しい感情が湧いて来ます。嬉しい方が、いいですね。それには、活力が欠かせません。ということで新たに始めた『素朴なる旅』では、まず地球の積極的な動きを考えたいと思います。

 その地球が自ら回転する周期は、23時間56分4.100秒とされています。ご覧のように約一日で、符合しない端数は地球が公転する分のズレという訳です。ちなみに地球の公転周期は365.256日程度とされ、こっちの端数は閏年での補正により辻妻を合わせています。ともかく24時間ほどで一回転することは分かりましたが、速度にすればどのくらいなのでしょう。

 地球の赤道半径は6378.137kmですから、時間で割ると赤道表面上での速さが算出されます。気になる時速は、266km/hほどです。改めて考えると地球は、新幹線なみのスピードで回転しているわけですが、私たちは平然と暮らしています。

 これは慣性の法則によるところが大きいのでしょう。つまり乗り物が加速あるいは減速する時に限り相当なg(重力加速度)を受けるけれど、等速度の時は制約を受けないというものです。なんとも有り難い法則ですが、もし地球の回転速度が変わったら恐ろしいことになります。

 急停止した場合、私たちはどうなるでしょうか。これが第一回目の問題です。いずれにしても極端な変動は起きないでしょうから、考える価値はなさそうですけど、ちょっとした頭の体操になりますし、地球がどっち向きに回転しているかを確認する機会にもなりますので、考えてみて下さい。解答は10月16日(金)に発表することにします。
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午前会議

2009年10月11日 02時00分00秒 | 素朴なる旅
社長「定刻になりましたので、会議を始めることにします」

進行役「本会議において進行役を務めさせていただく、秘書の白鳥でございます。本日、お集まり願いましたのは、かねてから通達してある緊急事態の伝達方法を見出す為にほかなりません。この点を今一度、確認下されますよう、お願い申し上げます」

宮下「すいません」

社長「大事な会議に遅刻するとは、何事だ!」

宮下「申し訳ございません。ほかでもない議題について考えていたら、遅くなってしまいました」

社長「ハッタリでは、あるまいな」

宮下「もちろんです」

社長「しからば聞こう。ただし、取るに足りない案の場合は、厳重な処罰が下ることを覚悟したまえ」

宮下「分かりました。早速ですが、そうそうたるお歴々を差しおき、発言させていただく無礼を容赦願います。焦点は問題を伝えることでありますから、クイズが相応しかろうと考えました」

開発部長「斬新というか、当たり前というか、正に灯台下暗しではありませんか」

広報部長「人間には生来、探究心が備わっています。これをくすぐれば、大勢に広められる可能性はあるでしょう。難しすぎず、簡単すぎず、かゆい所に手が届くかどうかの難易度なら、爆発的伝播も期待できます。つまり解けない人が周囲に聞く事態を想定でき、解けた人が自慢の一つもしてくれたらという訳です」

企画部長「肝心な解答の告知時期は重要です。期間が短ければ興味を増幅させられず、長ければストレスが発生しますから、明確にしなければなりません」

マーケティング部長「独自の調査によると、人間の興味が最高に達するまでの平均時間は、一週間ほどと言えます。問題の難易度により前後するのは構わないでしょうが、少なくとも出題時に解答する日付を告げる必要はあるでしょう」

営業部長「大勢の支持を得るには、中間でヒントを発信するのも有効だと思います。そして解答には丁寧な説明が欠かせません」

宮下「私は短絡的じゃなく、つながりのある出題を考えています。一つの解決が次の疑問を生み、これを繰り返すことで巨大な像が表れるという」

財務部長「創作に関する費用はあまり掛からないでしょうから、悪い手法じゃないのは確かでしょう」

コピーライト室長「クイズといえども、ネーミングは大切です。『素朴なる旅』というのは、いかがでしょうか。あえて「る」を付すことにより、事の重大さを表現できますし、著作権も主張できると考えられます」

副社長「目立ちたがりの多い中では、地味なものが映えるということか」

進行役「それでは以上の案件につきまして、決議を諮らせていただきとう存じます。賛成の方は挙手お願い申し上げます」

社長「ご覧の通り、満場一致をもち、可決と相成りました」


 ということで、近日中に第一問目をアップしますので、楽しみにして下さい。

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銀河鉄道の切符を持っていますか

2009年10月09日 21時55分41秒 | 文学
 それにしても賢治が、アラツデインと名乗る謎の生命体だとすれば、今も何処かで生きている可能性が大いにあります。ちなみに天使は不死身らしいですよ。何せ限界のある肉体でなく、プラズマで構成されているわけですから、相当なものでしょう。少なくとも千年やそこらで死にそうにありません。

 アラツデインが天使かどうかは分かりませんが、徳の高さを考えると相応であろうことは推測できます。かつて地上で暮らしたエノクは人間でありながらも、義を認められ天使になりました。こうなると『銀河鉄道の夜』は、俄然、信憑性を帯びます。ジョバンニとカムパネルラが行った星巡りの旅です。

 まだの方も、覚えていない方も、できれば見て下さい。そこには本質が在ると確信します。カムパネルラは、友達を助けるべく川へ飛び込みました。ジョバンニは涙ぐましいほど優しい子です。そういう彼は、天上まで行ける切符を持っていました。私の夢は賢治の生徒になることです。
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宮沢賢治は超人である

2009年10月07日 05時44分38秒 | 文学
 みなさんは賢治を、どのように捉えているでしょう。恐らく大半の人が素性を知らず、日本人であれば僅かな作品から、特異なメッセージを受け取っており、それを言葉にするのは難しいけれど、途方もない大きさを感じているものと推察します。

 この魅力に惹かれた方は、少なからずの作品を見たことでしょう。そこで待ち受けていたのは、圧倒的な質量ではないでしょうか。といっても自分の小ささを恥じ入るのでなく、確かな親しみを味わいつつも、遠くて手が届かない、言わば銀河のような。それでいて得体の知れない淋しさを秘めている。

 そんな賢治に少しでも近づけたら、素敵だと思いませんか。幸いにも手立ては遺されています。書物は一方的でも、時空を超えれるタイムマシーンです。ここで設定する年代は、1922年。二十五歳の宮沢賢治は、岩手県立花巻農学校の教師になって間もない頃です。若き天才は詩の制作を始めました。


                         屈折率

                    七つ森のこつちのひとつが
                    水の中よりもつと明るく
                    そしてたいへん巨きいのに
                    わたくしはでこぼこ凍つたみちをふみ
                    このでこぼこの雪をふみ
                    向ふの縮れた亜鉛の雲へ
                    陰気な郵便脚夫のやうに
                      (またアラツデイン 洋燈とり)
                    急がなければならないのか


 これは後に刊行された詩集の冒頭に収められていることからも、決して見逃せない作品です。私は理解できませんでしたが、どういう訳か丸暗記しました。そうしているうちに、少しずつでも見えて来たのです。そして十年越しの昨夜、ようやく解明できたという気持ちになりました。

 イキナリ問題になるのが、「七つ森」です。ちなみに天沢退二郎という解説者は、「小岩井農場南方、田沢湖線の線路と秋田街道の間に、ぽこぽこと群れている七つばかりのかわいらしい円丘」としています。仮にそうだとすれば、矛盾が生じるのではないでしょうか。

 三行目までは明瞭に、素晴らしい場所を示していると言えます。これに対して四、五行目は「でこぼこ」を繰り返したわけですから、悲惨な場所になるでしょう。そして賢治は後者を選択しました。ところが遠方へ引越した事実はありません。

 もちろん天沢氏は単純な場所でなく、境遇の違いと解釈したのでしょう。賢治の実家は裕福な質屋でした。家業を継がず、安月給でも生徒に尽くすことを選んだ決断。悪くない考察ですが、もしそうなら違う言葉が使われたのではないでしょうか。

 二行目にしろ、三行目にしろ、最上級とも取れる形容です。賢治は貧しい人から利益を上げる商売を嫌いました。実際に羅須地人協会などで、旺盛なボランティア精神を発揮したのです。少なくとも質屋に未練がなかったのは確かなことでしょう。

 それにしても不可解な点があります。三行目までと四、五行目は、明らかな対比であるにもかかわらず、いずれも現在地を指す語が用いられているのです。初めが「こっち」、次が「この」、これはどういうことでしょうか。天才といえどもケアレスミスを犯したのか、それとも……、気になりますが差し当たり保留することにします。

 ただし六行目では「向こうの」という完全な場面転換があるので、単なるミス説はなさそうです。そして「縮れた亜鉛の雲」とは、賢治が目指すところでしょうから、主旨を伝える相手、つまり生徒、ひいては貧しい農家の人達になると思います。

 具体的に言うと、「縮れた」は戦争が始まったら借り出されるかも知れないと怯え委縮した状況。「亜鉛の雲」は空でも低い位置にある灰色の雲、これは実情を教える難しさを喩えたのではないでしょうか。「陰気な郵便脚夫」は恐ろしい真実を知るが故に笑えず、それでも伝達者としての道を行かんとする賢治そのものでしょう。

 そして「アラツデイン」ですが、これだけは幾ら調べても分かりませんでした。主要言語の辞書に載っていないのです。賢治は「Vegetarian」を「ビジテリアン」と記していますから、スペルは想像できる範囲で当たりました。少数派の言語は賢治も知らなかったでしょうし。

 それでもないということは、固有名詞としか考えられません。そこへ来て、問題の行はカッコ書きなのです。これは絶大なヒントになります。要するに前行の補足であり、それは賢治自身にほかなりませんから、「アラツデイン」は賢治の別称ではないかと。

 ここで棚上げにした「七つ森」を考えます。カッバーラなら、神々が住むところです。しかも妙な指示語、瞬間移動でもしたなら納得できます。こういう『屈折率』は、決意表明なのです。これらに加えて、図抜けた理知を踏まえると、賢治は人間離れしすぎています。

 本人は謙虚に修羅と言っていますが、間違っても人の下に納まる器じゃありません。修羅とは、仏教が世界を六つに分けた内の一つであり、上から並べると、天上、人間、修羅、餓鬼、畜生、地獄の順になります。そもそも宗教は異星人の教えなのです。数ある教義の違いは、後世の権力者が歪めたにすぎません。

 ですからユダヤ教も、イスラム教も、キリスト教も、仏教も、元をたどれば同じです。ただ広められた場所と時間が異なるために、複数あるだけの話です。信じられない方には、太陽系の歴史全般を真面目に探索することをお勧めします。

 参考までにプラズマで構成される異星人のヤハウェは、イエス・キリストと呼ばれる人の形になって降臨しました。だからこそ処女から生まれたとか、年端も行かない時分に司教を論破したとか、とんでもない逸話があるわけです。

 以上から、賢治は異星人もしくは異次元の生命体が、人の格好で現れた存在だと考えられます。
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宮沢賢治は日本の至宝

2009年10月06日 04時38分49秒 | 文学
 師の作はあまりにも凄すぎて、本意に迫ることは容易じゃありません。こういう事情から世間は理解できず、ほとんど相手にしませんでした。当時、絶賛されたのは、夏目漱石やなんかです。ちなみに賢治の生涯は1896年~1933年で、漱石のそれは1867年~1916年ですけれども、両者を比べると雲泥の差があります。

 このとき既に、支配者は世界の大半を手中に収めており、日本やロシアを侵略する過程にありました。具体的に言うと、日本を誘い出すべく日清戦争が開始されたのは1894年、その日本を利用しロシアを弱らせる為に準備された日露戦争が勃発したのは1904年、という具合に大変な時代だったわけです。 

 こうした最中、漱石は英文学の研究目的でロンドンに留学しました。ところがイギリスはヴェネツィア人が乗っ取った国ですから、真相を知られないように史実をひた隠しにしています。歴史と文学は切り離せない関係にあるので、十七世紀以降の英文学なるものは歪みまくっているのです。ご多分に漏れず、シェイクスピアといえどもゴミでしかありません。

 実際に漱石は、イギリスで英文学を習得することはできないとボヤイています。これに気づいたまでは立派ですが、肝心な世情を見抜けなかったようです。少なくとも作品には反映されておらず、周知の代表作は大衆受けする売れ筋商品にすぎないと言えるでしょう。

 対して賢治は、ぞっとするほど時代を捉えています。当然にも社会批判が多くなりますから、アホな周囲に煙たがられ日の目を見ることはありませんでした。遅ればせながら多少でも騒がれるようになったのは、死後ずいぶん経ってからのことです。

 先日は預言者だったんじゃないかと書きましたが、ひょっとすると人間じゃなかったかも知れません。というのは、ある詩に、まじまじと記されているのです。私は頭が悪いので初見から十年もの間、解らずじまいで居ましたが、ようやく解けた気がします。

 興味のある方は次回の記事を見て下さい。今回は表題から逸れることもあって、譲りたいのです。焦らすわけじゃなく、別にした方が見やすく便利だと思います。もし信じられなければ、文学通の人に相談するのも良い方法でしょう。「この記事どうよ」という感じで。もちろんリンクはフリーで、コピペも構いません。

 悪人は否定するでしょうが、純粋な研究者は頷いてくれそうです。ただ、奇怪な解釈であるがために、全肯定する人は少ないでしょうけど、理路整然としていますから、ある程度の納得というか、その可能性はあると思う人は多いはずです。それだけ自信があります。

 それにしても十年間、気づかなかったなんて……。昼に食べた、たこ焼きが効いたのでしょうか。まあ、それなりにでも私は進歩したということなのでしょう。やはり素養を高める作業は欠かせませんね。なおかつ些細なことで作れるモチベーションも。
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たこ焼き

2009年10月05日 13時39分14秒 | サッパリ
 一週間ほど前から、「たこ焼き」が無性に食べたかったのですが、なかなか機会に恵まれず、未遂の状態が続いていました。夢には出て来なかったけれど、日に三分以上の葛藤があったのは確かなことです。カリカリの表面と、トロトロの生地に隠された、あの食材。これが「こんにゃく」などではいただけません。「たこ」独特の歯ごたえがあるからこそいいのです。

 それを今し方、食べました。白象なら、こう言ったことでしょう。「嬉しいです。サンタマリア」。その量は16個、結構な大玉ですから、日本の常識だと二人前に相当します。ちなみに買って来たのは、24個です。残りは家族に振舞おうというわけですが、胃の調子によっては独占していたかも知れません。こういう私は鬼でしょうか。

 ともあれ「たこ焼き」が食生活でメインになることは稀ですけど、私の中では侮れない位置をキープしています。こんな話を聞くと、食べたくなる方が多いのではないでしょうか。伝染するものは、少なからずあります。陰謀論もそうであれば好いのですが、こればかりは違いますね。
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宮沢賢治は預言者なのか

2009年10月03日 01時27分43秒 | 文学
 三日にわたり連載した『ロスチャイルドと象』は、師が秀作『オツベルと象』のカヴァーにほかなりません。言わずと知れたことでしょうが、念の為に触れておきます。これは前々から構想があったわけじゃなく、着想から第一日曜を書き終えるまでに要した時間は、九十分くらいという即興によるものです。

 けれども<原作>が素晴らしいので、結構な出来栄えだと思います。やはり文学も骨格が重要なのでしょう。特に月の使い方が見事です。月齢と反比例する餌の減少といい、諦めかけた象を励ますタイミングといい、凡人がなせる技じゃありません。

 ちなみに餌の量に関する描写は、六度にわたっています。カッバーラだと六は不完全な数字で人間を表し、七は完全な数字で神を表すそうです。そして賢治はオツベルに対する怒りを、「グララアガア」という象の叫び声で表現しています。これが発せられる場面は七回あるのです。

 私は人類史を紐解いた結果、偶然なんてものは無いと確信しています。もっともそう感じることはあるかも知れませんが、それは密な周囲を知らないだけではないでしょうか。参考までに『ヨハネの黙示録』では、七人の天使たちが次々にラッパを吹くとされています。

 それから気になるのが最後の一文です。「おや、[一字不明]、川へはいっちゃいけないったら」私は数字としましたが、この技法は他の作品でも散見できる賢治の真髄であり、かくも空間を巧みに使った人は居ないでしょう。しかも意味深なのが川です。

 有名な『銀河鉄道の夜』では、カムパネルラという少年が川で溺死します。今一つピンと来ないので辞書を引くと、川は「地表の水が集まり、傾斜した窪地に沿って流れる水路」とあります。感の良い人はお気づきでしょう。つまり悪魔が利用するマスコミに流されるなということではないでしょうか。
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