ゆめ379 『あの時の自分』 2012年05月19日 21時49分55秒 | だれかのゆめのにっき あの時の自分を見ている。 友人たちと楽しそうに酒を飲んでいる私。 そこに今の私の声は届かない。 早く家に帰らないともうあの人に会えなくなってしまうよ。
ゆめ377 『温水』 2012年05月19日 21時47分59秒 | だれかのゆめのにっき 銃弾が温水洋一の眉間を貫通したその瞬間。 温水の頭がぐにゃりと歪んだかと思うと突然破裂して、たくさんの小さな球体が宙に舞った。 地面に落ちた球体は変形してたくさんの小さな温水になった。 立ち上がってふらふら歩き出した温水たちを清掃員のおばさんが掃除機で吸い取る。 止めようとしておばさんの肩を掴むと、おばさんが振り向いた。 温水洋一だった。
ゆめ376 『森の広場』 2012年05月19日 21時47分11秒 | だれかのゆめのにっき 森の広場で月見酒をしている。 一緒に果実酒を呑んでいる動物たちは上手いこと人間に化けた気になっているが、 肝心な部分が飛び出たりしているので間抜けだ。 ほろ酔い気分で見上げた夜空には満月が皓々と輝いていた。
ゆめ375 『おにゅいあ』 2012年05月19日 21時46分40秒 | だれかのゆめのにっき ゾンビの群れを袋小路に追いつめた。 火炎放射器を構えると、群れの中から幽かに「おにィーちゃんん」と聞こえる。 妹の声だ。 しかし、それを皮切りにゾンビたちが騒ぎ出した。 「オッ、おにいチャン、おイィあぁーん、おにゅいあ、おヴィ、あじゅアアアア」 震える手で死者を焼き払う。