つわわわわ

上半身が球体に近づきつつある男の、特になんともないブログ

ゆめ82 『タワーの天辺』

2010年09月25日 03時13分32秒 | だれかのゆめのにっき

タワーの天辺を見定めようと、上へ上へ視線を持ち上げるうちに、
大きく反られた私の身体はやがて限界を迎え、
ぴんと張った糸が切れるかのように後方へと倒れこんだのだった。
私の身体は強く水面を打つと、そこからはゆっくりと沈んでいった。
仰向けであるが故に深さの測れぬ水底へ向けてゆっくりと。
眼前では、屈折した陽光の残り物がきらきらと遠くなってゆく。