「遠すぎた橋」("A bridge too far" '77;米英)です。1944年9月、オランダに侵攻し、それを足がかりに一気にドイツ本土に攻め入ろうと、”モンティ”バーナード・L・モントゴメリ元帥が「マーケット・ガーデン作戦」を発案、実施します。オランダにある、アイントホーフェン、ナイメーヘン、アーンエムなど5つの橋を、米・英の空挺隊が占領、確保し、そこを英第30軍団の機甲部隊が渡り、一気にドイツ本国ルール工業地帯を目指す作戦です。これにより、何とかクリスマスまでに戦争を終わらせたい考えでした。しかし、弱体化したと思われたオランダのドイツ軍でしたが、さにあらず、アーンエムに第ⅡSS師団が配備されていました。この映画は、この世紀の空挺作戦「マーケット・ガーデン作戦」の開始から、失敗に終わる悲惨な終結までを、史実に基づき描いた戦争大作です。俳優達も、ショーン・コネリー、ロバート・レッドフォード、ジーン・ハックマン、ライアン・オニール、マイケル・ケイン、マクシミリアン・シェル、アンソニー・ホプキンス、エドワード・フォックスなどなど、とても書ききれないくらいの有名どころが出演します。監督は、名優でもあるリチャード・アッテンボロー。
鉄工所のおやぢは、劇場公開時に映画館で鑑賞することができて大変ラッキーでしたが、なにせ橋が多くて場面転換について行けませんでした。「多すぎた橋」なんて悪態つくのが精一杯だったなあ。(暫く後に、TVで観てストーリがやっと解ったのだ!)もちろん、どこまでも続くシャーマンの列(殆どがランドローバーにハリボテを被せたものだけど)や、Ⅴ号パンター戦車のつもりらしいレオパルトⅠに感激はしたのだけれど・・・。
それにしても、多すぎた橋(確かに!)とは、
上手いことおっしゃいますね。
CG全盛の現在、このような実写版の大戦争スペクタクルものは、もう2度とお目見えすることは無いんでしょうね。