宙(そら)では、教科の勉強をする子もいます。
数学や英語など。
宙(そら)にはカリキュラムはないけど、高校に行きたいと思っている子たちが勉強をしたりしています。
宙(そら)に入学できるのは、4歳から15歳まで。
今宙(そら)に通っているのは、11歳から16歳までです。
宙(そら)などのデモクラティックスクールは、アメリカで生まれたサドベリー・バレー・スクールをモデルにしています。
そのサドベリー・バレー・スクールは、アメリカの教育制度により、正式な学校として認可されています。
創始者のグリーンバーグさんは、単なるフリースクールではなく、正式な学校として認可されることを重要と考えていたと『「超」学校』の中で述べています。
日本で「学校法人」として認められるには、グラウンドや校舎をもっているなど、様々な条件をクリアする必要があるようです。
当然、カリキュラムも必要なのだと思います。
アメリカのサドベリー・スクールの場合、卒業すれば高卒資格が得られるようですし、そこから大学に進学する人も多いようです。
しかし日本でも現在は高校卒業資格の取得方法が多様化しているので、必ずしも既存の高校に行く必要はなくなってくるでしょう。
またそうなるように行政に働きかけて行きたいとわたしは思っています。
しかし、いずれにしても重要なのは、子供たち自身が自分で進路を決めて生きていくことです。宙(そら)を出るときも、そして出た後もずっと。
宙(そら)を出て社会に出るのも、高校に行くのも、あるいは大学に行くのも、子供たちが決めていくのです。
自分で決めるということを学ぶことができるのが、デモクラティックスクールの最大の強みなのですから。