宙(そら)日記

デモクラティックスクール宙(そら)、神戸サドベリーでスタッフをしていたターボウの個人ブログ

プロジェクト

2008-06-18 13:24:32 | 学び
今日は雨。


じゃない。


でももうすぐ雨が降りそう。


明日は間違いなく雨が降るそう。



宙(そら)では「プロジェクト」というものがあります。


「プロジェクト」とは、メンバーである子どもたちが、自分の行う活動のこと。


今までも言ってきたように、宙(そら)では、他人に迷惑をかけたり、日本の法律を破ったりしない限りは、メンバーは何でもすることができます。したいことをすることで人はそこから学ぶことができるからです。


そのしたいことのなかで、どうしてもお金が必要になるものがでてきますね。


そういうときに、その「したいこと」を宙(そら)に“プロジェクト”として認めてもらうよう申請します。

そしてミーティングで他のメンバー・スタッフから認めてもらうと、その活動を「正式に」認めてもらえ、活動に関わる経費も学校から出してもらえるようになります。

学校がお金を出すのですから、なんでもかんでも簡単にプロジェクトと認めてもらえるわけではありません。

まずプロジェクトを始めるに当たっては、企画書を書かなければなりません。この企画書を元に、申請者はミーティングでその活動をプロジェクトとして認めてもらえるように他のメンバーに説明しなければなりません。

一度プロジェクトとして認めてもらえても、お金が関わる以上、会計報告をミーティングでしなければなりませんし、活動をしていることも報告しなければなりません。

それは、単にお金の問題ではなく、“プロジェクト”として、学校の正式な活動として行っている以上、メンバーに報告する必要があるのです。

会計に問題があるとペナルティを課されますし、それが続けばプロジェクト停止になることもあります。

一度“プロジェクト”として通しておきながら、その活動をしないことも問題になります。

こんな面倒な手続きがいるわけです。

つまり、それだけ「やる!」という決意がないと、“プロジェクト”を申請することはできないのです。


これはとてもいい制度だと思う。

宙(そら)ではやりたいことをできる。

そのなかで、そのやりたいことを“プロジェクト”として認めてもらおうとすることは、そのやりたいことにコミットするということだからです。

どんな内容のことであれ、何かを「やる」と決めること、それ自体がその子に何かをもたらすのだと思います。



で、何を言おうとしていたかと言うと、今宙(そら)で認められているプロジェクトのうちの一つが野球で、フリースクールと野球するために毎週木曜日に大阪に行っているのだけど、今年の4月から木曜は雨ばかりで、明日も雨になりそうなのですよ