あび卯月☆ぶろぐ

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悪魔の爪の垢

2009-02-08 01:19:26 | マスコミ・新聞
些か旧聞に属すが、先月末、タレントのデーモン小暮閣下がブログで謝罪するというちょっとした騒動があった。

これは、小暮さんが自身のブログで
「大相撲初場所の表彰式で、麻生太郎首相が土足で土俵に上がった。作法を知らないなら確認すべきだし、周りの者も注意すべきだった」
と麻生首相と相撲協会を批判する内容の記事を書いたが、実際には首相は土足ではなくスリッパを履いていた。

ネット住民の指摘を受けて小暮さんはブログ上で
「吾輩の見当違いの発言であったことが判明した」「この場を借りて、麻生総理大臣と日本相撲協会に謝罪いたす」
ときちんと謝罪した上で
「麻生総理大臣には何の否もなく件の文章はとんだ言いがかりであった」
「今後は、この場もマスメディアであるという自覚のもと、ちゃんと事象の確認をおこなって発言をしてゆく所存である」
などと述べた。

自分の間違いを素直に認め謝罪する態度に好感を覚えた。
失敗した後の処理によってはむしろ評価を高くする良い例だ。

一方で間違いをいつまでも認めない人たちもいる。
例えば、朝日新聞。
この新聞は旧日本軍が中国戦線でこんなに残酷なことをしていたんですよと天に昇る煙幕の写真を「これが毒ガス作戦」と書いて一面に掲載したことがあった。
この嘘を産経新聞の石川水穂記者が見破った。
だいたい、毒ガスが天に昇ったら鳥は殺せても人は殺せない。
石川記者は検証の結果、やはり煙幕との結論に達し産経の社会面トップで「あれは煙幕」との記事を掲載した。
朝日は素直に謝るかと思ったら、毒ガス記事を書いた佐竹学芸部長が産経新聞編集局に抗議に訪れ、対応した高山正之記者に「朝日に楯突くとはいい度胸だ」とすごんでみせた。
高山記者が「有難うございます」というと「馬鹿野郎、褒めたんじゃない。産経など潰してしまうぞ」と恫喝する始末。
結局、朝日は訂正記事をだしたがその内容は「場所が違っていました」というもの。
毒ガスではありませんでしたとの訂正や謝罪はしないままだった。

また、日本の歴史教科書が中国に対する「侵掠」を「進出」と書き換えたという誤報もやった。
それで、中国や韓国などから批判の声が相次いで国際問題にまで発展した。
朝日は誤報を認めたが、徹底的に批判した文部省や国に対する謝罪はなかった。

最大の誤報といおうか虚報は旧日本軍による「従軍慰安婦」の強制連行報道だろう。
これは吉田清治の嘘の証言を元に報じられた。
この嘘もすぐばれた。秦郁彦さんの調査によって吉田が証言した地域で強制連行の事実はなく、吉田自身も嘘を認めた。
すると朝日新聞は広義の強制はあったと議論をすり替えた。

ヒトラーは「嘘も百回言えば真実になる」と云ったが、朝日が報じた「侵掠」→「進出」の書き換えはももの本ではいまだ真実として扱われているし、従軍慰安婦もそう。
他愛もない嘘ならいいが、これらは国際問題に発展する嘘だ。
しかも間違いとわかって時点で訂正し謝罪すればいいのにそれもしない。
朝日には悪魔の爪の垢を飲ませたい。