ずいぶん昔に買ってそのまま積読になっていた「モモ」という本。
どんなきっかけで買ったのかもまったく覚えていなくて
たまたまYOUTUBE大学で「モモ」が取り上げられていて
家にあった!と「モモ」の存在を思い出し読んでみました。
多くのものがオンラインでつながり(IOT)
瞬時に必要な情報を手に入れることができる現在、
時間が節約されているはずなのに、情報に振り回されているようにも感じます。
作者の短いあとがきには、
「この物語はわたしが人から聞いたのをそのまま記憶どおりにかいたもの・・・」
この物語を話してくれた謎めいた旅行者は、
「過去に怒ったことのように話しましたね。でもそれを将来起こるようにお話しても良かったんですよ。
私にとっては、どちらでも大きな違いはありません。」
すべての人がこの世に生まれたとき、脈打つ時計のような心臓をもっていて
それが止まるまでこの世で生きています。
人それぞれ、時の刻み方は違いますが、自分にとって時間って何なのだろうと
今一度考えさられる本でした。
【モモ①】時間貯蓄銀行と不思議な力を持つ少女(Momo)
【モモ②】時間に追われる現代人こそ読むべき児童文学(Momo)