ぐうたらピアノ生活

2008年9月~独学でピアノを再開(ブランク30年) 2010年9月~Lesson開始

ハノンでも?

2009-12-03 21:18:03 | piano雑記
テクニックマスター3も終わっちゃったし、そろそろ大嫌いなハノンでも・・・・。
いえ、別に”ハノン”が嫌いな訳じゃ・・・・。
幼少のころのトラウマが蘇るから厭ななだけで・・・・。
先生の鬼のような形相が・・・・・。

そもそも、私はこう言う単純な練習が嫌いじゃない。
むしろ大好きである。
ユニゾンの音が完璧に重なって機械的に繰り返されるのを聴いていると、別の世界へトリップしていく。
そこは無数の星が瞬く果てしのない宇宙空間。
誰もいない静寂な世界。
そんな感じ?
だからいつまでも同じところを繰り返し弾いていると恍惚感さえ感じて音に酔ってくる。


しかし、とりあえず練習なので同じところばっかり弾いているわけにはいかない。軽く最初から流して・・・・・・・・・・・。
ええ、最後まで弾きましたとも!
一応弾けるか確認しないといけないし。

しかし、誰でしょう?これを1時間で弾く方は?
私、必死に弾きましたが軽く2時間半かかりました。(-д´- #)
まあ、最低指定テンポでしかもミスタッチの嵐でしたが??
それがなにか?
 
あとがき曰く
”全部ひいても、たった1時間です”
”大きな実を結ぶと思えば、それはほんのわずかな仕事ですね。”

わずかな仕事??
ハノン先生、無理です。
1時間で弾けません・・・
あ、すみません、力不足ですね・・・

はじめに曰く
”努力も疲れもせずにメカニスティックな難しさを乗り越えさせ・・・・・・”

いえ、ハノン先生、お言葉を返すようで恐縮なんですが、これ全部を毎日弾くことにこそ努力と忍耐が必要で大変疲れることでございます。

”完全に身につけば毎日わずかな時間くりかえすだけでむずかしさは魔法にかかったように消え去り、優れた芸術家の秘密である真珠の玉のような音色のすんだはっきりとした磨かれた演奏にまでいきつくことができるでしょう”

そ、そうでしょうか??
こんなユニゾンで展開される曲なんてほとんど見たことありませんが?
しかもバイエル並みにハ長調に偏っていますが・・・。
あ、もちろん指のフォームを理想の形に整えるための練習には大変結構な教材だと思います。
ええ、思いますが、さすがにこれでラベルやリストやショパンのきらきらは生まれないかと・・・。
バロックも無理ですし?
いえ、そうですね、最低限のラインにも達していない者が不遜なことを申しました・・・。



そして極めつけは60番のコメント
”この練習曲は長くてむずかしいですが、そのすぐれた効果は終わりまでひいた疲れや苦労を埋め合わせてくれるでしょう”

・・・・・・・・。
ハノン先生、わたくし、すぐれた効果を感じる気力もないぐらい疲れ果ててしまいました・・・・。
今日は他に何も弾きたくありません。


まあ、いいでしょう。
1時間で弾けるようになるまでは付き合います・・・
って何様だ?

全部を通しで弾くのは地獄の苦しみなので・・半分づつ・・・いや半分でも辛いので・・・5曲づつにしよう
指定速度で5曲連続弾けたら次に進むってことで・・・。
1曲づつのほうがいいかな?
それならいつまででも弾いてられるかも?
いや、逆に進みたくなくなるな、間違いなく・・・。
とりあえず指のフォームの矯正と筋力強化が目的なので、リズム奏はやらない方向で。
明日からハノン開始。
いや、来週からにしよう・・・。

移調するのは面倒だから、タッチの矯正にはコルトーでも使うかな?
リトルでもいいか?

何でもいいからとにかくハノンを何とかしろ?
ええ、解ってますよ・・・・