【実録】会計事務所(公認会計士・税理士)の経理・税金・経営相談

大阪市北区の築山公認会計士事務所(築山哲税理士事務所)です。
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会計の書物のここを読んでください(最先端の会計)

2019-01-12 17:00:00 | 決算書・試算表
「連結決算」「企業価値」「自社株買い」「M&A」、経済小説・ドラマにおける高層ビルの一室でのシーンを連想します。華やかでダイナミックな会計です。そこには帳簿や領収書、仕事上のささいな愚痴や不満などの「生活感」が一切ありません。最近では会計に深く関連した出来事が多く、新聞記事やニュースで取り上げられるだけでなく、小説やドラマの題材になることが増えてきました。

中小企業経営者が自らの決算書を作成するに当たっては、これら「最先端の会計」の知識は一切必要ありません。たとえば、連結決算は上場企業に限ってのことです。また、最先端の会計に関連するような出来事自体が中小企業とは無縁です。

しかし、決算書作成はともかくとして、中小企業を経営するという立場では最先端の会計も決して無縁ではありません。

◆会計制度の変化が企業行動を変える(誰かの人生を変える)

会計制度が変われば企業の行動が変わります。会計は企業および経営者の「評価の尺度」ですので、尺度が変われば企業はその尺度での評価が上るように行動を変化させます。

2000年前後から始まった会計制度改革(我が国の会計制度をグローバル経済に適応させるための制度改革)はこのことを如実に物語っています。連結決算は不採算のグループ企業の統廃合を促し、時価会計の導入は損失を抱えた資産の処分を余儀なくしました。会計を知れば、「俺の人生は会計で変わったんだ・・・」と気づく人が数多くいると思います。

今も、企業に多大な影響を与えるような会計の変化は進行しています。これからも、この傾向に変わりはありません。

◆自社と深くかわかる上場企業の決算を注視する

上場企業と直接取引をしている、取引はしていないが特定の上場企業の動向が事業に強く影響する場合には、その上場企業の決算に注視しておく必要があります。決算内容は企業のサイトから簡単に知ることができます。「決算」「投資家情報」「IR」などと題するページで決算書(有価証券報告書や決算短信)が公表されています。

上場企業の決算書は内容が膨大で複雑ですが、理解できる部分を読むだけでも何らかの「気づき」が必ずあると思います。

◆株式公開を目指す

将来は株式公開を目指す場合には、株式公開が視野に入った段階から最先端の会計を意識しておく必要があります。「税務署ににらまれない」「取引銀行の評価を上げる」というスタンスから早期に脱皮しなければなりません。正確で明瞭な決算をして外部第三者の信頼を得る、その決算をするための体制を整えるということが大切です。

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