【実録】会計事務所(公認会計士・税理士)の経理・税金・経営相談

大阪市北区の築山公認会計士事務所(築山哲税理士事務所)です。
身近な疑問の解説と役立つ情報の提供をさせていただきます。

「当期」とは?(経営者は未来志向!会計屋は・・・)

2008-06-16 10:26:59 | 会計、税金、経営、その他の話題
経営者と会計屋(公認会計士、税理士、経理担当者など)とで、「当期」という概念についてギャップが生じることがあります。

例えば、3月決算の会社の場合、終了した直近の事業年度は2007年4月1日から2008年3月31日(以下、2008年3月期)です。経営者にとって2008年4月1日になれば2008年3月期はすでに過去です。しかし、会計屋にとって2008年3月期は終わっていません。なぜならば、2008年4月1日以降に決算作業をしなければならないからです。

会計屋は決算作業の途上で、経営者に当期の数値について質問したり資料の提供を依頼したりしますが、両者で「当期」というものについての認識の違いがはっきりと表れ、まともな会話にならないこともあります。

3月決算(事業年度が4月から翌年3月)の場合、「税務申告書」の提出は5月末(特定の場合には6月末)、株主に決算報告をする「株主総会」の開催、上場企業が公表する財務情報としての「有価証券報告書」の提出は6月末が期限です。

3月決算の企業の場合、会計屋にとって当期はまだ終わっていないのです。会計屋にとっての当期は、経営者にとっての前期なのです。経営者にとっての当期は会計屋にとっての次期なのです。

ご理解ください!

【余談】このような食い違いが生じないように、会計屋が経営者に質問するときには「今、私が決算作業をさせていただいております年度」という表現を使います。