村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

しきりに雲をくぐりけり

2024-01-13 21:14:44 | 茶事 茶会 

寒の月しきりに雲をくぐりけり 万太郎

久保田 万太郎 
クボタマンタロウ
1889年(明治22年)11月7日 - 1963年(昭和38年)5月6日)
日本の小説家、劇作家、俳人。
俳号はじめ暮雨。
のち傘雨。
他に筆名千野菊次郎。
日本芸術院会員、
文化功労者、
文化勲章受章者。
位階・勲等は従三位・勲一等。
(ウィキペディアヨリ)

今日は
サカチカさんの新年の茶事
水屋担当する

正月らしい道具の取合せと
懐石料理

亭主のサカチカさん
膳を手渡し
酒をつぎ
飯器をまわし
汁替えが始まった

何だか席中が賑やかしい
どうやら汁替えを間違えたらしく
正客の汁替えを次客に渡し
正客にはみそ汁がないようだ
みそ汁を用意
亀甲里芋一つのところ
二つ入れ
オマケで梅人参ものせて
バージョンアップでお出しした
辛子も危うく洗うところ
捨てないで良かった

今年もサカチカさんは
毎月茶事をひらく
森金さんは三月から茶事の予定
ほかにも社中の何名かは
手探りで茶事をひらくらしい
茶の楽しみは茶事にあり
亭主七分の楽しみを味わおう

写真はお土産に貰った今日の主菓子
虎屋の花びら餅
美味し
嬉し

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香をたづねてや 梅の花

2024-01-12 22:01:00 | 茶の事

 紀貫之
やま風に 
香をたづねてや 
梅の花 
にほへる程に 
いへゐそめけむ

今日は金曜日
結構寒い
紙類をほんのちょっと片付けると
見つけた頁に注目した

茶事の時に困らないように
稽古ではだいたい真塗の炉ぶちを掛けてある
炉ぶちを清めることを忘れないように

「茶事で
真塗の炉ぶちを使ったときは、
お客様が香合をご覧になったら
炉ぶちと釜蓋を清めてから
香合の問答をする」

その炉ぶちの清め方の図だ
釜の蓋はこの字に清める
袱紗は草に畳む

出来るうちに茶事をしよう

 

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極楽の近道

2024-01-11 23:13:18 | 村雨庵 稽古 

極楽の近道いくつ寒念仏 蕪村


1月の稽古が始まった
ことしの初稽古は昨日から
でも昨日は
ブログのアップができなかった
少し炭に当たったらしく
頭がいたくて
早くに寝てしまった

今日は木曜稽古
御弟子様が白侘助と水仙を持ってきた
水仙は袴をそっと外し
葉組みをして
改めて花をさして整える
花は野にあるように
といっても
ホントにそのまま
花入にポンと入れても
野にあるようにとはならない

花は
名前を覚えたり
水揚げの方法を身につけて
その花の一番の美しさを見いだして
活けかたを研究
花入に真行草あり
活けかたにも真行草あり
これには勉強が必要だろう
花を扱っている時は
集中して幸せになる

今年は社中の初釜はせず
扇子や懐紙を撒くだけだ
掛けものは一行
青松千年の別
筆者は 大津櫪堂オオツレキドウだ
美術人名辞典 思文閣には
大津櫪堂
臨済宗の僧。
相国寺派管長。
相国寺百三十世。
室号は大象窟。
昭和51年(1976)寂、78才。

写真は浜離宮の紅梅

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小豆の煮るうち

2024-01-09 21:27:23 | 古筆

やぶ入の夢や小豆の煮るうち 蕪村

薮入りは
正月と盆の16日前後に
奉公人が休みをとれること

正月15日は小正月
小豆粥を食べる

かつて元服の儀を
小正月に行っていたということから、
1月15日は成人の日という。
(ウィキペディアヨリ)

今日は火曜日
正月の九日
旧暦では十一月二十八日

月に一度
渋谷で井の頭線に乗り換え
月一回の研究会へ
お正月の御神酒を頂き
いざお勉強
今年もたくさん勉強すれば
もっと楽しいことがあるはず

写真は忠犬ハチ公
外人が回りに大勢集まり
なかなか写真が撮れない
ハチ公の横姿になった

ハチ公のご主人は
渋谷区松涛一丁目に住んでいた
東京帝国大学教授の
農学博士
上野英三郎先生だと
道玄坂に住んでる友人から聞いた

本物のハチ公に会える
剥製が国立科学博物館にあるとか

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蓬莱に初日

2024-01-08 21:55:14 | Weblog

蓬莱に初日さし込む書院哉 漱石

今日は成人の日
祭日の月曜日
元日に能登半島の地震があったが
色々考えすぎて
大丈夫ですか
無事ですかと聞けなかった
場所の異なる二人に
思いきってメールしたら
その二人とも
何も被害はなかったとのことで
安心した


写真は若い友人が送ってくれた
浜離宮の紅梅

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七草の小籠

2024-01-07 19:52:40 | 短歌・俳句の事

浅みどり春七草の小籠かな 淡路女

高橋淡路女
タカハシアワジジョ
1890-1955 
大正-昭和時代の俳人。
明治23年9月19日生まれ。
「ホトトギス」をへて,
大正14年から飯田蛇笏に師事し,
「雲母」同人。


今日は七草
「七草なずな、
唐土(とうど)の鳥が
日本の国に
渡らぬ先に
ストトン トントン」と歌うとか。

七草粥を食べ長寿や無病息災を願う。
正月の疲れた胃腸を休め。
平安時代頃は、
米や粟など7種類の穀物を入れた
「七種粥」が一般的であったと言われてる。

従姉のガゼータさんから七草粥の写真が送られてきた

大根かぶ人参の三草粥だとか
うちは梅粥

明日は成人の日
2000年から
1月第2月曜日になったが
むかしはこの日に初釜をひらいた
雪の降った15日が懐かしいね

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萬歳に逢ふや嵯峨の町

2024-01-06 20:02:23 | Weblog

きのふ見し萬歳に逢ふや嵯峨の町 蕪村

昔のお正月
それも京都だと
余計に風情がある

今日は土曜日
寒の入りだというのに
何だか暖かい
このチャンスをいかして
片付けをしようかな
家の中に同じものが
あっちにもこっちにもある
筆記用具のあれこれ
筆や硯
ハンカチタオル
茶道具ではない手持ちの
茶道関係の小物の
なんと多いことか
数寄屋袋に入ってると
ずっとそのままだし
香道具に香木類などなども
結構ある
出掛けるときに持っていくハンドバックや
化粧ポーチの類い
あとあと
山ほどのコピーした紙類や
未使用の大学ノートやファイルノートなど
山積みした本など
みたくないものがたくさんある
それらを同じ場所に運んで
分けて それからどうする
というところで
今日は疲れておしまい
座る場所もないくらい広がってるけど
あとは明日考えよう

明日は七草
朝はお粥にしよう
お湯をかけるだけのお粥ね

 

写真は浜離宮の梅だって

 

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久しき雑煮

2024-01-05 20:23:50 | 短歌・俳句の事

塗椀の家に久しき雑煮哉 子規


今日は1月5日
旧暦では11月24日
明日は小寒
寒の入り

【小寒】
二十四気の一つ。
冬至から十五日目で、
太陽暦一月六日ごろ。
寒気がようやく強くなる。
寒の入り。

小寒の行事の七草粥
無病息災を願う。
寒中見舞いを出す頃。

年賀ハガキを買ってあったが
いざ書こうとすると
見つからないので
結局出せなかった。
ところが今日見つかった
茶の間の本棚の上は
いつも
ごちゃごちゃしているのだが
角にぶつかってしまい
一部が落ちてしまった
セロテープ
電動鉛筆削り
のり
スプレー
ガタガタ落ちたあとに
年賀ハガキが見えた
ここにあったのね
でも
もう書けないわね

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初音か な

2024-01-04 20:39:49 | Weblog
鶯の枝ふみはづすはつねかな 蕪村

今日は正月四日
木曜日
元日に能登半島に大きな地震があり
恐かった
凄く長く揺れて
愈々日本沈没かと思い
すっかり力が抜けてしまった
不安を忘れようと早々と寝る

大晦日から三日までは
従姉と共に過ごすのが
なん十年もの恒例となっている
昔は色々出掛けたが
今年はどこへも外出せず
駅伝のテレビを観て
三食をペロッと食べて又
十時と三時は必ずお菓子を
欠かさず食べる
結果は顕著
たっぷり重くなった
ブログは書けなかった

今日は用事があって
友人たちと
渋谷で待ち合わせ
目まぐるしく変ってる渋谷
人を掻き分けながら進むような感じ
ぼーっとしてると
埋もれてしまって
ここがどこか解らなくなる
意識して顔を上げて呼吸しよう
ゆっくりと深く呼吸して
自分の場所を取り戻そう

おのれに言い聞かす
自分は自分
一人では出来ないことも
得意な人を集めて
みんなですれば
叶う

令和六年能登半島地震
大地震と津波に襲われ
被災された皆様、
心よりお見舞申し上げます。
いつもの普通な生活に
はやく戻れますよう
お祈り申し上げます。
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