村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

からす と うさぎ

2015-09-15 23:27:17 | お勉強
旧暦の8月15日は中秋の名月 
今年の十五夜は9月27日
今日の月は三日月だ

今日は月に一度の茶の稽古
茶杓の銘に里庵様いわく
「玉兎」とのこと

玉兎(ぎょくと)
仏教や道教の影響を受けた伝説、
「月の兎」に登場する架空の生物。
月に住み、臼と杵で餅をつくという。
《ウィキペディアより》

月に兎ウサギが住み
太陽には烏カラスが住む

玉兎は月の異称であり
太陽の異称を金烏キンウというようだ
金烏玉兎キンウギョクト
日と月の意味であるが
転じて、歳月のこと
烏兎ウトともいう

先生は
「玉兎ね 中々良い銘の茶杓だねぇ」と仰った

よい銘の茶杓を
稽古に使おう




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御物袋

2015-09-14 22:12:59 | お勉強
月に一度の研究会
今日の菓子は
「着せ綿」
先生は御覧になるや仰った
「可愛いね御物袋のようだ」

そう言われると
御物袋にしか見えなくなった

御物袋とは
茶器の保存用の袋である
茶席で登場はしないが
縮緬の紫や白で作ることが多いが
古いもので
白と鶯色の形見変わりのものや
羽二重の御物袋も持っている

袋物教室で御物袋を習った
御物袋は
裏地も表地とおなじきれ地で作る
その中に綿を入れるのだが
動かないように星止めをたくさんする
縮緬は伸びるので扱いが難しい
とても私の手に負えない
この世界は無理だと自覚
この頃
袋物教室をやめた

もう一つは
「水面の月」



三口で月を食べた





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航空公園の茶会

2015-09-13 23:08:32 | 茶事 茶会 
今日は茶会へ
西武線航空公園の茶室にて
友人の宗由さんが立礼席の席を持った

他に薄茶席が二席
香煎席
点心席

茶会運営上のそれなりの理由があるのだろうが
今回の茶会には濃茶席がなかったのが残念


さて宗由さんの席は
鎌倉をテーマに
道具を取り合わせたという
勉強もたくさんしたのだろう
鎌倉武士の名前が次々と登場する
香合は鎌倉彫の義経

鎌倉彫の香合には
義経と頼朝がある
「義経香合」…樹木の下に鎧武者が彫ってある小振りのもの
「頼朝香合」…甲に松・雲文様、側面に筏が彫ってある大振りの一文字形

また
義経の正妻は河越太郎重頼の娘だと聞いた
ウィキペディアの
妻の欄に
正室:河越重頼の娘(郷御前)
妾:静御前、平時忠の娘(蕨姫)
とある

知らなかったが
川越の人は皆 
知っている

茶会は歴史の勉強にもなる




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2・茶入茶碗天秤もち

2015-09-12 22:46:56 | 利休居士三十五嫌忌
利休居士三十五嫌忌の
2・茶入茶碗天秤もち

茶入と茶碗を持ち出すとき
天秤のように上下するのは嫌ですよ ということ

初心者は両手に物をもち
畳の真ん中を歩くというだけでも
大変なことだが
だんだん点前を稽古する中でおのずから
姿勢もよくなり体幹も強くなり
少々の事ではぐらぐらしなくなる
ぐらぐら両手がするのであれば
体幹が弱いのだろう
おなかに力を入れて
天秤もちをしないように進めば
体幹も強くなる
そうです
茶の湯は筋トレ




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戻り鰹

2015-09-11 22:13:49 | 懐石・料理
久しぶりの懐石料理教室
戻り鰹を
しおりさんが下ろす

戻り鰹は下り鰹ともいい
秋に東北から北海道から南下してくる鰹

歌舞伎の梅雨小袖昔八丈、通称・髪結新三のだしものに
初ガツオを魚屋がおろす場面が出てくる
目に青葉 山ホトトギス 初鰹

初鰹は春から夏
黒潮に乗って北上する鰹
江戸時代には鎌倉や小田原で取れた鰹を珍重したようだ
鎌倉を生きて出けむ初鰹  芭蕉

今日使った器
お椀はむぐら椀と箱にあり
秋に使う



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七種の天目 言えるかな

2015-09-10 22:14:36 | 村雨庵 稽古 
村雨庵の木曜稽古
今日は昼のみ
男子だけ
夜は誰も来ない
おやすみだ

さあ
七種の天目を言ってみよう
曜変、
油滴、
建盞、
烏盞、
灰被、
黄盞、
玳皮盞

ようゆうわ けんさん う-さんの はいかつ量 きたいしさんな

あまり良くないけど
とりあえず七種の天目
これで残さず言える かな






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15の夜

2015-09-09 23:45:13 | 村雨庵 稽古 
「15の夜」は尾崎豊の歌

もうずっと昔だが
カラオケで私の歌える歌のひとつだった
台風の風や雨の激しい景色をみると
何となくこの歌を思い出した

今日は水曜稽古
果たして
この嵐の中でも
稽古に来てくれるだろうか
支度をして待っていると
今日はおやすみしますと三通のメールが入る
そうでしょう 
雨もだんだん酷くなるというだから
休みたくなるはず
そこへ
12時過ぎて
完全装備でカズ様がいらした
ようこそ 
待ってましたよ ほんと
カズ様と一対一で行台子
外は大雨でも
集中して稽古する
案外良い時間だ

夕方
雨は相変わらずひどい降り
傘をさしても濡れる
そのなか
裏千家の稽古場案内の紹介で
見学される方が見えた

日時を約束してあったが
まさかこの天気では見えないだろうと思っていたが
背中にリュック
手にバック
皆と同じミニミニスカート
髪も靴も全身雨に濡れている
さああタオルでふいて
風邪をひかないように

こんな天気なのによくぞお越し下さった
お年は15歳
なんんと15歳
今日は見学
今月中はお試し
来月から入門 予定
とんとん話は進んで
たぶん村雨庵の社中になるはず
あっと時間が過ぎ6時半をすぎた
もう夜 15の夜だ 
そろそろお帰りの時間
ではまた来週ね

さとり姫




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茱萸グミ袋

2015-09-08 22:50:33 | 紫廼茶話会
主菓子は両口屋是清製の着せ綿

菊の着綿(きくのきせわた)とは

重陽の節句に行われる 宮中の習慣。

平安時代の貴族の習慣で、
重陽の日に
菊の花に植物染料で染めた黄色の真綿を被せ、
明くる早朝に
朝露を含んだ綿を菊より外し、
その綿で体を拭えば
菊の薬効により
無病であるという。
《ウィキペディアより》


着せ綿の菓子から茱萸袋グミブクロの話になった
重陽の節句のとき邪気払いに身につけたり
近くに掛けたりする
グミを入れた袋だ

京都・嵐山 虚空蔵法輪寺の萸(ぐみ)袋
虚空蔵法輪寺の
重陽の節会法要の供物だときく
中国や日本の一部では
災難・厄除けを願い、
端午の節句から菖蒲の薬玉を柱に掛け
重陽の節供に、
薬玉を捨て、替わりに茱萸袋を掛けるという

明日はその
重陽の節句




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1・炭斗水指両箱もち

2015-09-07 23:41:11 | 利休居士三十五嫌忌
わが稽古場では
稽古の点前の時に必ず利休百首を言うことにしている
そのあと人によっては古典の茶書を読む
声に出して読むと周りの人にも勉強になる
点前だけでなく他の知識も自然と積み重なると
よいなあと思うのだ

さあぁつぎの積み重ねは
「利休居士三十五嫌忌」
嫌忌とは 
いみきらうこと、ひどくいやがること
嫌忌することは やめよう
まず
その一 
炭斗水指両箱持ち 
すみとりみずさしりょうばこもち

炭斗や水指は千両箱を持つような持ち方はしない
千両箱は重たいので必ず底に手を回さないと持てない
そして捧げ持つように高く持たない
両手で持つものは高々と持ち上げず
また低すぎず
炭斗や水指は横を持つこと




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あんぽうほうし

2015-09-05 22:43:36 | 中古三十六歌仙
中古三十六歌仙の一人。

安法(あんぽう、生没年不詳)は、
平安時代中期の僧・歌人。
俗名は源趁(みなもとのしたごう)。
嵯峨源氏で左大臣・源融とおるの曾孫にあたる。
内蔵頭・源適はじめの六男。
母は大中臣安則の娘。

父の適(はじめ)の頃から家運が衰え、
出家して曾祖父の融が造営した六条河原院に住んだ。
962年(応和2年)「庚申河原院歌合」を催している。
源順・清原元輔・平兼盛・恵慶など多くの歌人と交流した。
980年代天王寺別当を務めたという。

『拾遺和歌集』(3首)以下の勅撰和歌集に12首が入集[1]。
家集に『安法法師集』がある。
娘(安法法師女)も勅撰歌人

《ウィキペディアより》


今週は忙しかったが
何があっても土曜日はやってくる
気分的にひとやすみしよう

溜まっていたテレビの録画したものを見る
日曜美術館などお堅いものもとってあるが
一番気楽なのは
韓流のドラマ

録画してあるのは
弁護士の条件
星から来たあなた
運命のように君を愛してる
弁護士の条件

Keikoちゃんから教えてもらって良いものだけ録画し
いざ見て面白く無いものは即 削除する
見れば気分転換できる
寝転んで見ていたら眠ってしまった
そこへピンポーンがあり 出ると
森金さんだった
近所の呉服屋さんに用事があったという
茶の用事以外で
お弟子様と会うこともよくあるが

お弟子様は同じ趣味の
長く付き合う友人だ

私めは常日頃から
着るものも緊張感なく
態度も変わらずのつもり
その方が楽ちんだし
楽しいから
一緒に遊んで修行するのだ


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世田谷白水様南仏蘭西の茶事

2015-09-04 22:50:29 | 茶事 茶会 
前からのお誘いで
三十年前からの知人
世田谷の白水様のお宅へ伺う
デザイナーの設計プランでは
南フランスの避暑地にて
老女?が生活するイメージだとか
外国には行ったことがないが
なるほどそうね
などと知ったかぶりをしつつ
落ち着いた雰囲気に浸る
どこもウチとは大違い
素敵
ステキ である

時分どき
お洒落なお昼をご馳走になり
そのあと
四畳半の茶室でお茶を頂く
かつて何度か招かれた事を
断片的に思いだすが
五名の断片の記憶をあつめ
何とか繋がった



お食事は
広いテーブルにて
ゆったりとお料理が運ばれるのを
思いがけず楽しんだ



バカラのグラスにて乾杯
松竹梅白壁蔵 澪DRY みおドライ
スパークリング清酒であある



八寸は
ギヤマンの長皿にチーズとトマト
牡蠣ピーマン、パプリカ

次には自家製天然ぶどうジュース
お庭のぶどう棚
やっとのことで脚立にのり
実ったブドウをえいやっと収穫する
ざっぶりと洗いどぼんと大きな鍋で煮込み
水も砂糖も何一つ入れず
ざるで濾したもの だそうだ
何とも言えない美しい味
葡萄の王女様




煮物椀は
ジャガ団子の武蔵野汁
アスパラガスや野菜が沢山

焼き物は
油揚げのネギ鋏み これが美味しい

そしてご飯はコンビーフ飯と味噌汁



頃合いを見つつ
白水様が運ばれる
懐かしい昔の話をしつつ
若かりし頃を思い出す

五名の年を足すと
300歳はゆうに超えるのだから



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時雨 しぐれ じう

2015-09-03 23:48:01 | 村雨庵 稽古 
木曜稽古
昼は三名様
夜はおひとり
一人でももちろん稽古はある
点前の細かいところを
じっくりと直そう
まずは
身体の姿勢
重心の掛け方
呼吸法
視線
そして力を抜き
かつ
道具を扱う時は指先に細心の注意をする
まずはとりあえずそれ
案外気にしていない人もいる
意識するだけでも違う

軸は蕪村の写し
雨が降っていたので

化けそうな傘かす寺の時雨かな 蕪村

時雨だと
もう少し後かも

時雨(しぐれ、じう)は、
主に秋から冬にかけて起こる、
一時的に降ったり止んだりする雨である。
《ウィキペディア》



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9月の雨

2015-09-02 23:39:43 | 村雨庵 稽古 
灯火やおのれがほなる雨の月 鬼貫

9月最初の水曜稽古
このところ雨ばかりで
最近買った山野草には丁度よいのだが
朝方はすごい雨が降った
あまりに降りすぎると
土が流れてしまいそう
自然は個人の都合などとは
全く違う次元のもの
無理だろう


花が咲いているものを切る
背を伸ばした花たちはこの雨に打たれて
うつむいているものある
切ったあと元気になるように
水道の水をずっと細く流していると
暫くすると
ピンと水が上がってくる
元気な
綺麗な色の
花があると嬉しい

白色トリカブト、フシグロ仙翁、あざみ、
水引、台湾ホトトギス




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佐川田昌俊とは

2015-09-01 23:24:07 | 紫廼茶話会
天気が悪いと
何となくすっきりしない
ぼーっとしているが
そのまま茶の稽古へ行く
夏休みがあったので
久しぶりで何だか嬉しい

待合は良寛の俳句
本席は佐川田昌俊の歌切
今日は四ケ伝の点前

茶室ではやむを得ず
茶の事に集中する
そのせいか
低気圧の調子の悪さも
いつのまにか晴れたる気分
終わりの頃にはすっきりする
外に出かけて行けば
知らない事や
確認することが発生する
不明なことを後から調べる
それも楽しみである

で調べたのは
佐川田 昌俊
さがわだ まさとし
桃山から江戸初期の人物だ

山城淀藩の家老。
永井氏の家臣。
喜六ともいう

智勇兼備の名士で、
茶道を小堀遠州に学び、
連歌は里村昌琢、
書は松花堂昭乗、
漢学は林羅山に習ったといい、
歌道にも優れた。
その他の友人・知己に
石川丈山、
近衛信尋、
木下長嘯子などがいる。
東国に在ったころある人が昌琢に
「連歌の第一人者はだれか」と問うたところ
「西におのれ(昌琢)あり、東に昌俊あり」と答えたという。
石川丈山、松花堂昭乗とともに
一休寺方丈の庭園の作庭に携わったとの伝えもある。
集外三十六歌仙の一人で、
その秀歌撰にも撰ばれた

よし野山はなまつ頃の朝な朝な心にかかるみねのしら雲

の歌で名高い。著書に『松花堂上人行状記』などがある。
《ウィキペディアより》




調べただけで
それを
覚えられるかは不明だ

写真のお菓子は「オミナエシ」とか
鶴屋吉信製



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