村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

短歌八首

2020-08-09 20:19:42 | 短歌・俳句の事
村雨庵最新の短歌八首
 外出の自粛に友は
 「戦争を思い出すわ」
 と声を潜めつ

 戦時下の
 ようなる新型コロナ禍に
 やがて食べ物も
 不足となるや

 人々と会えぬが寂し
 ひっそりと
 とじこもれるは
 隠者のごとし

 あらためて
 読む「方丈記」
 いにしえの
 災禍に向き合う
 人らを思う

 軽やかなライン通知の音のして
 「何しているの」と友も暇なる

 無為無策
 日々を怠惰に過ごさんか
 己が声もて
 われを叱咤す

 従姉とのテレビ電話に顔映り
 爆笑ののち挨拶交わす

 皆慣れぬライン電話にそれぞれの
 声の明るき笑顔を保つ

以上おそまつでした

今日は長崎原爆の日
75年前の悲劇をテレビでみた
日曜美術館では
「無言館の扉 語り続ける戦没画学生」
チラと見るとチャンネルを回せなくなった
哀しいが目を放せない
(再)8月16日(日)午後8:00〜8:45

写真は
自粛中に見つけた
祖母がつくったレース編みの袋
昔は何とも思わなかったが
今見ると可愛らしく見える
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