村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

四睡シスイ

2020-10-30 23:21:07 | 禅語・禅

月か花か問へど四睡シスイの鼾哉イビキカナ  芭蕉

四睡シスイとは
豊干ブカン、
寒山カンザン
拾得ジットク
虎が眠ってる
禅画の課題である

豊干ブカン禅師とは
中国・唐代の禅僧。
寒山と拾得と共に
「三聖」と呼ばれる。
出身地や出自は不明。
天台山の国清寺におり、
仏道の教理を問われると、
いつも「随時」と答えた。
豊干は虎に乗って
門を入ってきたことがあり、
虎に乗る姿は絵にも描かれた。
国清寺の厨房には
寒山と拾得が、
かまどの番をしながら
話をしていた。
聞いても何を話しているのか分からない。
それを豊干だけは理解し、
寒山と拾得は
文殊・普賢の両菩薩だと言ったという。


写真は
今夜の月
友人が送ってくれたもの
明日は満月

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 菊の香や | トップ | ブルームーン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

禅語・禅」カテゴリの最新記事