村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

斗 ます

2014-05-25 21:27:16 | 茶の事
炭斗の「斗」は
音よみで ト
訓読みでは ます
ひしゃく、ます
また一升の10倍
また柄杓形の星座の名「斗牛/星斗・泰斗・北斗」
とある

炭斗は炭を入れる升ということだろう
風炉と炉の炭の大きさが違うゆえに
炭斗も異なる
大きな茶会では待合に炭道具がかざられて
格の高さをあらわす
茶事では
初座で炭手前が始まり広げられる炭道具に興味は深まる
羽、カン、箸、香合、釜の蓋
そう順番に畳に置いていく
次は カン掛け、釜敷、釜上げて
掃いて直して 
(風炉は)炭ついで
掃いて 月切り
掃いて 香焚く

炭斗から炭を掴み炭をつぐ

種火からついだ炭へと火が移り
赤々と燃える
やがて
釜の湯が煮え
濃茶が練られる

炭の熾りゆく様や衰える様
時間の経過とともに味わえる

炭手前は楽しい



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