村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

渓遍掃葉夕陽僧

2009-11-17 22:41:12 | 紫廼茶話会
立花大亀老師筆

掃葉夕陽僧

河合玉堂の絵にありそうだ

夜来の雨ですっかり落ちてしまった紅葉
いつ終わるかしれず掃き続けて
渓の近く
夕陽を浴びて僧がひとり


定家の
見渡せば花も紅葉もなかりけり裏の苫屋の秋の夕暮れ

それと通じる心か


大自然の中の一人は
ひとりの中の大自然でもあり
自他の境がなくなってしまう
いやもともと境などなかったかも知れない

今日は紫兎庵先生のお宅で口切りのお稽古
下座床に
大亀老師の軸
と竹花入に磯菊が入る


我が家のお稽古とは又違い
緊張した空気の中でのお点前は中々清々しく
誠に良いものである

夕方からは
料理のお勉強
荻窪まで電車の中で人目をはばからず熟睡
すっかり気持ちが切り換わった
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