ときに時雨るる 光悦会

今日は光悦会
9時に入口で待ち合わせたが
タクシーが中々来ない
ついたのは13分遅れた
待ち合わせの縞様の姿がない
一応30分まで待とう　
メールをしても電話も繋がらない
仕方なく見切り発車したが
結果は9時になっても私達がつかないので
他のお仲間とまわられたとのこと
まず　間違いはタクシーの予約をしなかった事
いつもちゃんと予約するのに・・・
ときおり時雨れて　とても寒い

光悦会は初めてである
道路に接した門から一歩入るや
その露地の美しさに
すぐさま琳派の世界へと紛れこむ
寺に立つと　どの場面を切り取っても美しい
始まったばかりだろう
高く伸びた木々の梢は濃い紅色に紅葉し
これから盛りとなる紅葉の錦を
さぞやと思いやる
席入を待つ間も楽し

以前　暢々庵様から頂いた
ご自身で組まれた道明の帯締め
光悦会に相応しと　
初めて締めさせて頂いた
写真を見ると
白い帯の方が合いそうだが
心地よく　
彼女のその落ち着いたお声を思い出した
お元気でおられるだろう　か



茶会は濃茶席が三席に薄茶席が一席
点心は瓢亭のお弁当にみそ汁
寒い中あたたかい瓢の物相のご飯に喜び
熱々のみそ汁に感謝した
美味し嬉し

薄茶は名古屋席　三巴亭　寄付と本席
京都席の濃茶席は　了寂軒を寄付　太虚庵を本席
大阪席の濃茶席は　徳友庵　寄付と本席
東京席の濃茶は本阿弥庵を寄付　待合を自得軒　本席は騎牛庵
結果合計九つ席に入った事になる
慣れていないので時間がかかった
それぞれ　さすがの道具
凄い道具に恐れ入るも　
それを手直に拝見する事が有難い

帰りの新幹線では松風様と
会記を読み思い出しつつ、その絵を書き出し
互いに感想など言いあう
これが結構おもしろい
また参加したいものだが　
無理か・・・　



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