村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

生けるかひ

2020-12-19 23:04:20 | 短歌・俳句の事

蛤の生けるかひあれ年の暮 芭蕉

元禄5年12月。
蛤をユヅリハの上に置いた絵の画讃句。

蓋をかぶって一生を終えた蛤。
明ければ新春のお吸い物になってしまう。
私も世捨て人として、
ハマグリ同様蓋をかぶって生きてきた。
このハマグリに生きた甲斐がありますように。
(ネット芭蕉俳句全集ヨリ)
 

この画賛の掛け軸を持っている出光美術館
写真はそこの一筆箋だ

コメント
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