村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

浦島が老の箱

2020-12-04 23:31:28 | お習字

白炭やかの浦島が老の箱 芭蕉

茶事初座の炭手前は陰イン
簾を掛け窓からの明かりを落とした中で
客共に炉中を覗き込む

種火は赤々と燃え
湿し灰を撒き
順に炭をついでゆく
管炭をつぎ枝炭を足す
とめ炭が入ると
名残惜しげに
詰めより炉中を離れるが
炉中の薄暗い中に
種火の赤
道具炭の黒
枝炭の白がある
それらの美しさは
その場の誰もが感じうる
茶の美だろう
炭の温かみは穏やかに広がり
徐々に気持ちも茶室も
緊張が解けていく


さて
今日はお習字教室
私は仮名をお稽古する
先日森金先生から頂いた青墨を擦って
仮名を書いてみる
道具が変わると気分が良い
でもでも
まだ八級だから
大したことはないが

コメント
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