村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

柄杓をきれいに翁草

2017-03-31 05:05:43 | 村雨庵 稽古 
木曜稽古
昨日お休みした波さんと
月一度お稽古にいらっしゃるムマさん

波さんは茶を初めて習う
今日は柄杓の扱いの割稽古
点前に柄杓は必須のもの
毎回そのたびに気をつければよいが
ゼロからこれを理解するのは難しい


柄杓を持った手が
手首からくの字になってはいけない
肘から柄杓の合まで一直線になるように
柄杓を持てば手首を動かさず
肘の動きで湯を汲んで茶碗に入れる

繰り返し稽古をすれば
必ずできるようになる
何度もすれば頭で考える事無く
体が覚えてくれる
それを身につくと言うのだ
稽古は身につくまで
繰り返し稽古しよう
それは点前だけでなく
客振りもしかり
稽古に来ているときだけでなく
普段も
背筋を伸ばし
腹筋背筋に力を入れるのだ
茶のてまえは
筋トレ脳トレ精神安定
お弟子様に言い
自分にも言う

ムマさんは以前に経験あり
直しながらお稽古する
柄杓は炉と風炉と
持つ位置が違う
柄杓を持つ右の手は
人差し指をまっすぐ伸ばし
他の中指薬指小指は少し曲げる
親指のつけ根に柄杓の柄が当たるように
親指と人差し指の先が近づいてはいけない
なるべく離す
親指も人差し指もまっすぐ伸ばす
柄杓の扱いで点前の善し悪しが分かれる
時々
いや毎回自分でチェック
気をつけよう
背筋を伸ばし
おなかに力を入れよう

写真は翁草オキナグサ
キンポウゲ科
別名は善界草ゼガイソウ
・山野などの
 日当たりのよいところに生える。
・春、内側が茶色の花が
 やや下向きに咲く。
・全体が白毛におおわれている。
 実(み)も白毛状。
 これを老人の髪にたとえた。

・別名
 「善界草」(ぜがいそう)。
   花が、能楽の
   「善界(ぜがい)」で
   大天狗善界のかぶる
   赤熊(しゃぐま)に
   似ていることから。


芝付シバツキの
御宇良崎ミウラサキなる
ねつこぐさ 
あひ見ずあらば
我恋ひめやも
     万葉集
ねつこぐさ=翁草
   
古くからの花だ



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コメント
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