村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

不老不思議の雲龍の釜

2017-03-23 23:20:54 | Weblog
今日は木曜稽古
午後にはkabaちゃんひとり
夜は草苑様が見えた

さがしていた鎖と弦がやっと出てきた
昨日まで手取り釜を掛けていたが
雲龍釜を出して
今日から釣り釜の稽古
初炭と後炭所望
徒然棚にて濃茶薄茶
茶会も終わり
のんびり稽古すると
癒される


雲龍釜ウンリュウガマ
胴に雲龍の模様あり
雲にのって昇天するところ

雲龍釜は、
紹鴎の青磁雲龍水指の絵図を
利休が写し与次郎に作らせたといわれる

利休好みは皆口
糸目掛子蓋の共蓋
大は切子摘み
小は掻立鐶、鐶付は鬼面、真鍮丸鐶が付
大は天明作、小は芦屋作

少庵好は
鬼の鐶付にて大ばかり小はなし

仙叟好みは
形が小さく裾が少し広がり

原叟好みは
小にて少し裾の方張るなり
織部好みは
龍に角がなく、何れも上げ底

その他
胴を肩衝として口を立口としたもの、
折口となったもの、
胴裾を蕪状に膨らませた座付雲龍、
四方筒形の四方雲龍
など色々




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名所花

2017-03-23 01:20:00 | 村雨庵 稽古 
今日は村雨庵水曜稽古日
掛け物は懐紙
筆者は
江戸時代のお公家さん日野資枝ヒノスケキ

懐紙とは
自分の歌を
一定の書式によって書いたもの

日野資枝ヒノスケキ
1737~1801
日野家36代当主。
烏丸光栄ミツヒデの末子で
日野資時の跡を継ぐ

書いてあるのは
名所の花を詠ヨむ和歌ヤマトウタ
従一位ジュイチイ 資枝スケキ
またたぐひ嵐の山の桜花
昔うつせし木々やふりせぬ

と書いてある
意味は
また類タグイなる嵐山の桜は
昔吉野から移したものだが
それらの木々のずいぶんと
年を経たものだなあ
と私の解釈

また類タグイとは
比べるものがないほど優れている

嵐山の桜は
亀山上皇が奈良の吉野山から
移植した桜と伝えられる



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