村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

吉野天人

2016-05-30 00:19:29 | 能・謡
明後日は
謡の稽古日だ
一日じっくり
その
復習と予習をするのだ

初心者が始めに習う演目は
どの流派でも
一番短いとかで
「鶴亀」を習う
鶴亀の曲は上がったので
前回から「吉野天人」をお稽古している

鶴亀を復習して
吉野天人を予習


花の雲地をしるべにて
花の雲地をしるべにて
吉野の奥を尋ねん

と言いつつ
ワキは 
吉野の山の奥へと入っていく

突然
若い女性が
山の奥なのに
洗練された都会の
衣装で現れる
不思議だが
そのはず
女性は天女



見もせぬ人や花の友
見もせぬ人や花の友
知るも知らぬも花の陰に

あぁあ相宿りして諸人の
いつしか慣れて花衣の

と続くのだが
なんと美しい言葉だろうと
感心しつつ
謡の本をそのまま
ノートに写してみる

お稽古は
いわゆるオウム返しだ
ただ真似れば良いですと仰っても
その真似が一番難しい

よく見ると鶴亀と同じ節回しもある
頻繁に登場するクル入りや回しなど
茶の割り稽古のように
あらかじめ稽古した方が良いだろうと
その部分を抜き書きしたり
自分風に楽譜を書いたり
丸々
一日かかってしまった
さあ
これで少しはお謡のお稽古
楽になると
良いのだが… 



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コメント
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