村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

春さらば…

2012-03-08 23:37:42 | 村雨庵 稽古 
朝、起きたら雨だった
庭には丁度よいお湿り
雨に濡れて艶めく木々の緑が鮮やか
木戸の前の貝母が蕾を持っている


木曜稽古
今日も茶飯釜でご飯を炊く
18日にする茶飯釜の亭主はさかちかさん
さかちかさんは
茶飯釜は初めてなので何度も試して
稽古しよう
まだ来週もある


今日は万葉集の色紙を掛けた
あいにく複製だが勉強にはよいかと・・・

歌は
万葉集の巻七 1281

君がため
手力タジカラ疲れ
織りたる衣キヌぞ
春さらば
いかなる色に
擢スりてば良けむ

春さらば・・・とは
春になったら
春がやってきたら
そんな意味らしい
この所暖かかったが
週末は寒くなるらしい

春さらば・・・
美味しいものを食べに行こうか



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雛の家

2012-03-08 01:29:11 | 村雨庵 稽古 
三月はまず雛祭り
東大寺の修二会つまりお水取りや
お彼岸・利休忌 また段々と
桜の話題ものぼるだろう

今月は茶飯釜の茶事をするのだが
さて何を取り合せて茶事をしようか
今日も釣釜にしてご飯を炊く
先週も一度は炊いたのだが
茶事までは何度も焚いてみる
美味しいご飯が順調に炊けるように
練習あるのみだ
夜の部にご飯を試し炊き
おかずはそれなりの あり合せで
それなりにお腹は満足
少し焦げてしまったご飯も香ばしく 
おいしく 体型を忘れて
皆お椀に山盛りにして食べた
明日はほどほどにしよう


写真は立雛の軸
お召物の模様は
だいたいが松と藤の柄であるが
このお雛様もそう
お鼻は胡粉で描かれ
やさしいお顔をなさっている





草の戸も住み替る世や雛の家  芭蕉

元禄二年の春
芭蕉は住んでいた芭蕉庵を引き払い
奥の細道の旅へと出かける
その芭蕉庵には
女の子のいる家族が住むことになる 
ころは春だ
草の戸のわびしい庵
上巳の節供には
ささやかなりとも華やいで
雛人形が飾られたに違いない


そうなれば
わが草の戸の村雨庵も 
今月は雛の家になるらし か


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コメント (3)
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