年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

久しぶりの中央区立中央図書館で

2013年06月22日 | 宅老のグチ

ニッポンカレー大全 水野仁輔著2009
食品関係の棚でパラパラと読む。以前借り出した記憶がないが多分味の素食の文化センターで読んだ気がする。当然福神漬のところしか読まない。2ページにわたって酒悦さんと福神漬の関係、カレーライスと福神漬との経緯などが書いてある。
一般的なカレーライスと福神漬の関係として手短にまとめてあって十分な解説となっている。しかし、ここ数年調べた結果、今では満足しなくなっている。
 明治17から18年頃に福神漬が命名された時期に世間、特に下谷の町では色々なことがあった。当時は行楽地として江戸時代の上野の繁栄を取り戻すべく下谷の商人が活躍し始めた時期と重なり、池之端の隣地でもある下谷茅町には岩崎弥太郎の本邸があった。三菱の人たちが政府と戦った時期に福神漬が誕生した時期でもある。食の思い出は困難な時期に食したことがふと思い出すことがある。三菱にとって企業の生死をかけて明治政府と戦っていた時期でもある。

コメント
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