つれづれ 2

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

大人の遠足 とかさや散歩

2018-12-16 13:13:03 | 馬場先生の野外講座


名勝 猿橋を訪ねて
甲州街道:鳥沢宿から猿橋宿まで

快晴の日、以前から見たいと思っていた山梨県大月市の
桂川に架かる猿橋を訪ねてきました。
甲州街道の鳥沢宿から猿橋宿までの散策です(12月15日)

鳥沢宿
江戸時代は都留郡鳥沢村の地で、甲州街道の上鳥沢宿・下鳥沢宿が
置かれていたその面影を伝える出桁軒裏造の古い家並みが続いていた。








甲州街道を離れ少しわき道に入ってからの扇山の眺めです。




更に細い緩やかな道を進むと中央本線が複線化される以前の路線の跡
などを見て感動しました。
先ず、山間の斜面にトンネルの跡、雰囲気がしっかり残っていた。



そして少し離れた雑木林の中に川を挟んだ左右に橋台の跡が見えた。






そして木陰に見える用水路。



雑木林を降りてからみるその用水路は水量も多く流れの速さに驚きました。
(これから訪ねる八つ沢発電所一号水路の下流にあたる様です)



美しい景観、扇山も見えます。



東京電力用水路です。



桂川に面した精進場
江戸から富士山を目指す富士講の信者が桂川の水で禊をした所で
ここは小仏峠を越えてくる道が初めて桂川に接する場所です。
川幅が広く伸びやかです。


富士講の石碑や供養塔、馬頭観音像などが桂川を見渡せるように立っていた。
先生の説明を聞きながら、往時の歴史に想いを馳せる~



桂川の道沿いを進み…



八つ沢発電所一号水路橋です。



いよいよ「歓迎 名勝猿橋」のアーチが見えてきた。


猿橋のすぐ前にある”大黒屋”に予約して下さってあったので
美味しい昼食を頂いてから猿橋を見学した。


名勝猿橋の全容です。
刎橋(はねばし)又は肘木橋(ひじきばし)と呼ばれ周防の錦帯橋、木曽の桟橋と
ともに日本三奇橋と云われています。
昭和7年(1932)3月、猿橋とその付近が国の名勝に指定された。
橋の長さは約31m、幅約3m、水面からの高さは30mほどです。



両岸から3本の刎木が4段に長く重ねられ、刎木の一方の端は地中に埋め込まれ、
刎木全長のほぼ2分の1が斜め上に突き出している。
刎木の先には枕梁を乗せて その上の刎木を支えあいながら次々に差し出されて
両岸から相対した最上部の刎木のうえに大きな橋桁を架けて連結している。



木造の為に老朽化や火災の都度新造し現在の橋は昭和59年(1984)に完成したものです。




名勝猿橋を後に郷土資料館へ向かう途中の扇山です。



大月市郷土資料館
大月の歴史を展示紹介されている資料館で名勝猿橋についても色々な展示があった。

中央線を渡り旧道を歩き、猿橋駅で解散です。

森脇さんのお話によればこの馬場先生の野外講座は、
今日で丁度200回になるそうです。
お天気までが この200回を祝福している様です。感動がいっぱいの一日でした。

今年も皆様に助けられながら歩くことが出来た一年でした。
有り難う御座いました。

次回1月は”鶴見の総持寺に詣でJR鶴見線に乗ります”
どんな風景や歴史に出会えるか楽しみです。

馬場フアミリーは来年も元気に歩きます~















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