つれづれ 2

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

六義園の紅葉

2017-11-30 12:33:34 | お出かけ



江戸時代を代表する回遊式築山泉水の庭園、
六義園の紅葉を見に行って来ました。(11月29日)
この日は暖かい小春日和の一日で
日中はオーバーを脱いで手で持って歩いている人や
半袖姿の若い人もいました。
友達と駒込駅で落ち合い
今日は特別開門の染井門から入場しました。

10時半、大勢の人がもう染井門の前に並んでいます。



染井門から入るのは初めてです。自然の美しい道が続きます。



先ず、竹林の中の見事な紅葉が目に入った~



「和歌のうら蘆辺の田靍の鳴く声に夜わたる月の影ぞさびしき」
の歌から名付けられた渡月橋。石の橋です。
二枚の大岩の重量感が辺りの雰囲気を引き締めています。



イロハカエデ400本。ハゼの木、銀杏など500本以上。



遠くにつつじ茶屋が見えます。



山陰橋からつつじ茶屋を撮りました。



明治年間つつじの古木を用いて建てられた茶屋で
戦災を免れ、現代にその希少な姿を伝えています。
全体に老朽化が進んでいるため周囲を桑の木の控柱で
補強されています。モミジの紅葉に包まれていました。



遠くに先ほど渡って来た山陰橋が見えます。



吟華亭(吟花亭)・峯花園跡
作庭当時周囲の桜などを眺めながら食事をする場所として
利用され吟花亭と云う建物があった所です。
今はつつじが多く植えられています。



滝見茶屋も鮮やかな紅葉に包まれています。



松の木には雪吊りが装飾として庭園を飾っていました。
この六義園の六義とは 風・賦・比・興・雅・頌 の六体が
名称の由来となっています。
古代中国の詩の形成を分類したものです。



宣春亭(茶室)の紅葉です。



宣春亭(茶室)まで行ってみました。
風趣の門に一本の美しい彩りのモミジの木がありました。



茶室側からの眺めです。

柳沢吉保が作った回遊式築山泉水の雅な庭園に
和歌の心の息づく美しさが反映されている六義園。
紅葉も然ることながら十分に堪能できた一日でした。