つれづれ 2

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

大人の遠足 とかさや散歩

2017-04-16 14:27:55 | 馬場先生の野外講座


第一回 日本橋界隈と浜離宮庭園
とかさや散歩の初回、神田駅近くの今川橋交差点から歩き始めて
浜離宮恩賜庭園まで探訪してきました。(4月15日)

八王子の集合場所で事故による電車の遅延を知る、
アシスタントの森脇さんの手際の良い采配で
いくつかの班に分かれて出発場所の神田駅に向かった。
ほぼ予定通りに神田駅にみんな到着できた~
第一回に相応しい良いスタートになった。

神田駅から歩き始める。
馬場先生から煕代勝覧(日本橋繁盛絵巻)の本を拝見した。
コピーしたものを二枚特別資料として頂いた。

現物は今川橋から日本橋までを描いた全長約12メートルの
絵巻で、ベルリン東洋美術館に所蔵されています。

煕代勝覧とは「光り輝く代の優れた風景」の意味だそうです。
今日の午前中は丁度この区間の散策になります。

先生から頂いた二枚のコピーも素晴らしいのですが
全部は載せられないので
神田 今川橋辺りをトリミングしてみました。
昔はこんな感じだったんですね~



現在の神田今川橋交差点です。


この後、日本橋のビル群の佇む街を散策した。
コレド室町、これは2号ビルですが
三井不動産が三井グループ拠点の日本橋地区の中心部を
再開発しています。
日本橋・室町エリア内に五つのビルがあり
中はショップやレストランが沢山入っていて凄いです~



日本橋三越本店内の天女(まごころ)像。
名匠・佐藤玄々が10年の歳月をかけて完成させた大作です。



日本橋魚市場発祥の地碑。
江戸から大正時代までこの辺りから三越の東側にかけて
大きな魚市場が広がっていた。
東京湾で捕れた魚を売りさばく為の市場だった。



日本橋の擬宝珠。



日本橋一丁目一番地一号(ニホンバシイチノイチノイチ )で昼食。
ここのテラスから日本橋のルネッサンス式アーチ型の
石橋が良く見えた。
ここでの食事は以前、野外講座でも利用した事がある。



午後は銀座線で新橋へ向かう。
旧新橋停車場を訪ねる。
発掘された遺構などが保存されていた。



旧浜離宮庭園より入る。



歴史を感じる内堀が美しい…



中の御門。
承応3年(1654)4代将軍徳川家綱の弟で
甲府藩主だった綱重が下屋敷としてこの地を拝領した事に
始まっている 徳川将軍家の庭園でした。
昭和20年(1945)11月3日東京都に下賜され整備の後に、
昭和21年(1946)4月から浜離宮恩賜庭園として公開されている。



先ず鴨場へ
これは幾筋かの引き掘(細い堀)を設け小覗から鴨の様子を
伺いながらヒエやアワなどの餌とおとりのアヒルで
引き掘りにおびき寄せて鷹や網で捕ると云う猟を行っていた。



海辺にある為海水が出入りする潮入池を中心に構成されている。
中島橋を渡って…


中島の茶屋です。


宝永4年(1707)に造られて以来、将軍を始め奥方や公家たちが
ここで庭園の眺望を堪能した休憩所。
この建物は昭和58年(1983)に再建したものです。



富士見山の頂上からの眺めです。





下山して一休み…
東京湾からの海水を調整している水門。



懐かしい芳梅亭。
現在も予約をすれば利用できるそうです。



お花畑では菜の花がまだ綺麗に咲いていた。



二つ目の水門。後ろの川は築地川です。



三百年の松。
六代将軍家宣が植えたと云われている。 堂々たる姿をしています。

夜、テレビで放送していましたがこの日の東京は25度の
夏日になり6月上旬の暑さだった様です。
おまけに風の強い日でしたがみんな元気に歩いて来ました。
日本橋界隈もビルの上にクレーンが並んでいて
工事中の景観が、そこかしこに沢山見えました
「東京オリンピックの関係も影響しているんでしょうね…」
と友達と話しながら歩いた。
浜離宮の恩賜庭園は特別名勝・特別史跡に相応しい庭園でした。
次回5月は横須賀のヴェルニー公園と横須賀港クルーズ船です。
どんな景色に出会えるか楽しみです。