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えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

図上防災訓練

2008年09月23日 21時46分54秒 | 大阪、生野
 おとといの日曜日、大規模地震を想定した地域の図上防災訓練に参加してきました。その名の通りマップ上で危険箇所や避難場所などを想定し、非難の方法や救助、連絡の取り方を実践する訓練です。図上訓練のあと、実際に町を歩いて危険個所の確認もしました。

 訓練の中で、生駒断層が動いたら、私たちの小学校区で70人も亡くなると話がありました。大阪市で何千人と言われても実感がわきませんが、町の中で70人と言われると、他人事のようには思えなくなります。

 私にとって中学校の避難訓練以降、防災訓練は初めてです。30年以上参加していません。こういうこと自体が実は問題なんでしょうね。

 その訓練の中で、こんな想定質問がありました。避難所に家族で避難した後、近所の方が家屋の下敷きになって助けを求めていると通報があった。助けに行こうとしたが、小学校3年の子どもが「行かんといて、一緒にここにいて」と怖がって泣き叫んで訴えている。さて、子どもを振り切って助けに行くか?
 
 訓練に参加した6町会の内、私たちの町会以外は、躊躇もなく「助けに行く」でした。私たちの町会だけが、「行くとも行かない」とも決まらない煮え切らない答えでした。私は私たちのような答えを出す町会がひとつでもあったことが健全だと感じました。

 震災が起きた時には、わが身を顧みず勇気をもって救助に向かう尊敬すべき方もいらっしゃるでしょう。半面、他人よりもまずは自分を、家族を第一に考える方もいらっしゃるはずです。それでいい。
 こういう非常事態の時こそ、全員が一方向に流れるのでなく、いや違うと感じる人がいる方がいいと思いました。
 少なくとも、救助に行かなかったことを責めるような気持ちにだけはなってはいけないと思います。

今朝の朝顔1輪
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