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えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

これまでで一番嬉しかった「シェー、シェー」

2011年12月02日 09時31分25秒 | ドンキホーテ
 東日本のみなさん こんにちは

 昨日は午後、仕事を休んで関西国際空港に中国からのお客様をお迎えに行ってきました。南京大虐殺を生き抜いてこられ、その真実を伝えようと来日された潘巧英さんら3人の方々らをです。

 潘さんが到着口から出てこられた時、ちょうど大阪観光のPRをしていて着物姿のキャンペーンレディーさんらがいらっしゃいました。潘さんらは嬉しそうに一緒にカメラに収まりました。空港についてすぐに日本の雰囲気を味あわれたんじゃないでしょうか。

 大阪市内のホテルへの道中、「これが岸和田城ですよ」、「こっちが夜景がきれいなコンビナート」、「こちらが大阪城」と、車窓から案内しました。もちろん通訳の方を通じてですが。その都度、潘さんはうなづかれたり驚かれたり。

 1時間ほどでホテルに到着。仕事があったのですぐおいとましようとしました。その時、潘さんが近づいてこられ、私の手を両手で握って笑顔で「シェーシェー」と御礼を言ってくれました。80歳も半ばをこされても、家事から畑仕事までこなされている潘さんの手はしわくちゃでしたが温かかった。僕はとても嬉しかった。

 74年前の南京大虐殺で父、祖父を日本軍に殺され、妹も失いその後一家は離散しました。その潘さんの憎しみや恨みが、私がお出迎えの手伝いをしたことだけで消え去るわけではありません。それでもそんな過去をも超えて、日本人の私がしたことを一瞬でも本当に喜んでもらえたのが嬉しかった。

 潘さんは、明日12月3日午後1時半から、エルおおさか(地下鉄天満橋西徒歩5分)で開かれる「ここでも南京大虐殺が もうすぐ南京・湯山での暴虐」(南京大虐殺60ヶ年大阪実行委員会主催)で南京大虐殺の体験を証言されます。協賛費1000円。問合せは同実行委員会(電話090-9986-0972)

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