"突いた”のタイツ

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最低最悪の映画かしら?

2010年08月16日 16時28分15秒 | 日記
写真の映画はケビン・コスナーのポストマンなんだけど、あたしはこれが好きなのよ。
だけど世間の評判は最悪みたいね。
最低映画賞などというものを沢山受賞している。
原作も読んだけど、映画のほうが上手く描けていると思う。
原作はSFとすれば2流の筋書きだわ。
この作品で感慨深いのは通信の重要性とオルガナイザーの偉大さだわよね。
Eメールの時代になって通信は容易く、頻繁になったけれども質は低下したし、
情報の量が多いから、選択も難しい。
たとえ年にいっぺんの手紙でも、もし真実が書いてあれば受け取る感慨が断然違うわ。
ある人にとってはその通信が一生の心の支えになるかも?
あんまり言っちゃうとネタバレになるからね、これくらいにしとく。

それからこの映画では革命的な善行でも、創始者ではなく、それを組織化して拡大させたものがエライっていう世の中の隠された側面が描かれている。
ポストマンではケビン・コスナーは、ハッタリではじめた不純創始者なんだけれも、黒人の若者が誤解の感動からポストマンを組織化してしまうという、面白いストーリーになっている。
あり得なさそうだけれも決して世の中でない事ではなくってよ。
例えば、キリストとパウロの関係とか、親鸞と蓮如の関係とか、宗教関係に多いわよね。
その辺が上手く書けてるわ。
3時間近くの長い映画だけれども、評判が悪いだけあって中古DVD市場でも格安みたいだから
いっぺん見ても負担にはならないと思うわ。