"突いた”のタイツ

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太っとい音、いますぐいる?

2010年10月01日 04時31分35秒 | 日記
久しぶりのオーディオネタでもやろうかしら。
ユーチューブを色々見ていたら、最近は自宅のシステムの音を聴かそうという人が増えてきた。
中にはノイズを聴かせてやろうなんて趣味の悪い人もいるけれども、
へーこんな音が出るんだって、感心する動画もある。
今日は最近感心した動画を紹介するけれども、それがこれ。
http://www.youtube.com/watch?v=sGqE709e_hY&feature=related
海外の人みたいけども、フォスのFE103Eをバックロードホーンで鳴らしている。
イーグルスのホテルカルフォルニアliveだけれども、全体の音質サウンドはともかく、
聴きどころは何と言っても低音よね。
太っとい低音出してるわ、聴き飽きたフレーズだけれども、小口径10cmとも思えない量感あふれる重低音ね。
動画のコメントを見てみると、皆やはり低音にビックリするのか、
サブウーファ付けてるんだろ、とか、
どんな設計したのか、とか、
タイトでスピード感があるとか、
色々の意見疑問だけれども、あたしの耳で聴くと、確かに量感たっぷりで塊り感も有る低音だが、これはブーミー手前の共鳴的低音に聞こえる。
どうも第一は、部屋の特性がこの周波数で定在波的に共鳴しやすいところにあるのではないかということ、
第二にはエンクロージャの共鳴周波数がこのソフトにピッタリハマったのではないかということ、
システムの持ち主はカメラを持って色々動き回るのだけれども、部屋のポジションで低音の聞こえ方がだいぶ変わってくる。
勿論それはどの部屋でもそうなんだし、当然なんだけれども最初のリスニングポイントの位置が一番量感があるポジションなのよ。
スピーカーの反対側の壁のところだと思うのだけれども、俗に言う音波の腹の所に大きく低音が聴こえるポジションが有る。
ちょっと低音がふくらみ気味の音。共鳴っぽい音色に聴こえる。
このBHは著者も書いている通り、フォスの製品に付いてくる取り説に載っている図面のとおりのものなのよ。
15mm厚のサブ六板1枚で一本作る、音道長2mでカットオフは50hz。
まあごく普通の設計だと思うけれどもこのソフトにピッタリの設計になったわね。
というのはこの著者は他の曲の動画も投稿しているのだけれども、それを聴くとイーグルスのこのソフトほどは低音に量感がなかったわ。
だから特定の周波数でのみ共鳴して雄大に鳴り響く。
BHってホーンということになっているのだけど、ホントにホーンとして機能しているのか?あたしはとても疑問。
BHのインピータンス特性表を見ると、大抵低音部で三つ位山谷が出来ている。
BH独特とかって書いてあるのだけれども、似たような感じのはWバスレフでもそうだし、
共鳴管システムでも見られる。ごく普通の特性だと思う。
元々ホーンはインピータンスピークなんかは押しつぶしてしまう特性なんだから、
大きな山谷はホーンとして働いていない何よりの証拠と思う。インピータンスカーブに
大きな山が出来るってことは、その周波数でコーンが大きく動いて、つまり負荷が掛からず空振りしているってことだから、空振りさせないホーンが効いていないってことになる。
ツイーターの特性表なんかを見ると綺麗にF0のピークが無くなっていたり、有ってもなだらかな小さな山になっているだけ。よくホーンが効いている証拠だわ。
じゃ何がこんな雄大な低音を発生させているのか?
やはり第一は共鳴管的要素じゃないかしら。
それから音道の一部がバスレフのダクトとして働いている。
音響迷路的にも当然働くし、最低音部は音響迷路の動作で出していると思う。
全然ホーンとして機能してないかというと、そんなことはなくて、BH特有のあの中低音のこもった大きな響き、あれは正真正銘のホーン効果で出てくるのではないかな?
とにかくBHを聴くと中低音の独特のピーク感、堂間声で、一聴だれでも分かっちゃう位だからね。
長岡鉄男はBHをヌエ的存在だと言ったけれども、そんな感じで色々の方式が混じり合った
エンクロージャみたいです。
まあ色々言ったけれども、これだけ太っとい低音が安い10cmのユニットから出ると知っちゃうと、プアにとっては魅力的な箱だと思う。
ただしあたしはWバスレフでも似たような経験をしてて10cmユニットを20Lの箱に入れた時、ある特定のソフトの低音だけスゴイ量感を出してくるのを聴いた。
共鳴は偉大だわ。それは世の中を動かす原動力、坊主丸儲け、なんて脱線しちゃうけども、
出来たら色んなソフトで色んな周波数でスピーカーシステムは共鳴してほしい。
その辺が自作のだいご味、遣り甲斐ですか。
BHも音道の形、折り曲げ方、広げ方、長さで鳴り方は激変すると思う。
複数の音道を持つって箱も考えられる。
作って実験してみるしかないけれども、これは大変な事業になりそうね。
それじゃ、今日はこんくらいで、なんだかよく眠れなくてね、ブログってみちゃったのよ。
お休み!

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2 コメント

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低音がいろんな意味で… (wow!)
2010-10-02 23:24:34
こんにちは。
リンク先のBHの低音は量感がすごいです。少しボーボーしますが。
youtubeでTQWTも有りましたので貼っておきます。
構造は親戚みたいですが、BHとTQWTを聞き比べると、全然違う音ですね。
共鳴の仕方が違うと、音もだいぶ違って聞こえますね。面白い!
http://www.youtube.com/watch?v=0dyy9M0S76I&feature=related

2ちゃん復帰おめでとうございます。
自分は2ちゃんは名無しですが、またよろしく!
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(wow!)さままいど (突いた)
2010-10-03 19:51:53
教えてもらった動画は凄い低周波が出てるわね!
30HZ位かな?40くらいか?部屋は大きくてliveな感じ。
定位感音場感は感じないけど、とても響きが良くって音楽を楽しめるシステムと思いました。
共鳴管も一度は造ってみたい魅力的な箱だわ。
確かにバッフルほどではないけれども開放感が有る。
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