都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
和名:常磐黄櫨(トキワハゼ)
分布:北海道の南部から沖縄(海外では、朝鮮半島、中国、東南アジアなどにも分布)
草丈:5㎝から25㎝くらい
開花期:4月から11月
花色:紫色
ゴマノハグサ科サギゴケ属の一年草
道端や草地などに普通に生えています。
根際から生える数枚の葉は箆形(へらがた)です。
葉の縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)があります。
茎につく葉は小さく、互い違いに生えます(互生)。
花径は1㎝くらいの筒状で、花冠は上下に唇形に2つに裂けています。
筒の部分は紫色です。
上唇は淡い紫色で、浅く2つに裂けています。
下唇は淡い紫色で、先が3つに裂けています。
真ん中に黄褐色の斑が入っています。
名の由来は、春から晩秋まで咲き続けるので「ときわ」(永遠の意)、種の詰まった丸い実が真ん中から爆(は)ぜ割れることによります。
別名「ナツハゼ(夏爆)」ともいいます.
花言葉は、「いつもと変わらぬ心」です。
したっけ。
和名:毒痛み(ドクダミ)
分布:北海道の南部から沖縄(海外では、東アジアや東南アジアに広く分布)
草丈:20㎝から40㎝くらい
開花期:6月から7月
花色:白(?)
ドクダミ科ドクダミ属の多年草
日陰や湿地に生えます。
葉は先の尖った心臓形で、互い違いに生えます(互生)。
葉の質は柔らかく、茎先に十字型の白い花を咲かせます。
しかし、花びらのように見えるものは、葉に近い性質をもった総苞と呼ばれるものです。
実は、ドクダミには花弁も萼片もないのです。
花の中央に穂状になっているのは雄蕊と雌蕊です。
名前の由来は、毒や傷みに効くということから、「毒痛み」が転訛したものという説。
ドクダミの葉は特有の臭気があるため、毒が入っているのではないかということで「毒溜め(ドクダメ)」が転訛したもの
毒を矯める(ためる:正しく直す)と言う意味で「毒矯め」が転訛したものという説などがあります。
生薬名を十薬(じゅうやく)といい、整腸、利尿、解毒などの薬効があります。
花言葉は「白い追憶」です。
6~7月の開花期の地上部全草を鎌などで刈り取ってヒモで束ね、雨や夜露の当らない風通しの良い軒下に吊るして陰干し乾燥させます。便秘・むくみ・オデキ・動脈硬化・蓄膿症などに効果が期待できるそうです。入浴剤にして薬湯にすれば腰痛に効果があるとか・・・。
したっけ。
和名:姫風露(ヒメフウロ)
分布:滋賀県の伊吹山、岐阜県、三重県、徳島県剣山など(海外では、北半球の温帯や南アメリカに広く分布)
草丈:20㎝から40㎝くらい
開花期:5月から8月
花色:紅色
フウロソウ科フウロソウ属の越年草
石灰岩地に生えます。日本に自生するものは、ある地域にしかない絶滅危惧種に指定されています。
ただし、都市部で国外から入ったものが帰化している例が多数報告されているそうです。
茎や葉には細かな毛が生えています。
茎は直立し、上部で枝分かれをします。
葉は向かい合って生えます(対生)。
葉は深く3つに裂け、小葉はさらに1、2回羽状に深く裂けています。
葉の脇から細長い柄を出し、先に小さな花1、2輪ずつつけます。
花径は15㎜から20㎜くらいで、花びらは5枚です。
花びらには濃い紫色の筋が2本入っています。
花の柄や萼片には毛が生えていますい。
雄蕊は5本、雌蕊は1本です。
「姫風露草」は、花がごく小型であることに由来します。しかし、「風露草」の語源はよくわからないようです。
別名を塩焼草(シオヤキソウ)といいます。
この名は、全体に特有の匂いがあり、この匂いが塩を焼いたときの匂いに似ているところからきています。
花言葉は、「好意」、「信頼」、「思いやり」、「親切」です。
自宅にあるものは、もちろん帰化した方のものです。「姫風露草」の名で販売されています。
ちなみに、草丈は50㎜くらいで、花径は10㎜くらいと、極小さいものです。
※散水後に写真を撮影したので水滴がついています。
したっけ。
和名:酢漿草(カタバミ)
分布:北海道から沖縄(海外では、世界中の温帯から熱帯地域に広く分布)
草丈:5㎝から20㎝くらい
開花期:5月から10月
花色:黄色
カタバミ科カタバミ属の多年草
漢字では「片喰」とも書きます。
草原や道端などに生ます。
茎は地面を這い、長い柄の先にハート形の葉を3枚つけます(3出複葉)。
葉の脇から長い花柄を伸ばし、5㎜から10㎜くらいの小さな5弁花をつけます。
雄蕊は長いものと短いものが5本ずつあります。
雌蕊の花柱は5本です。
葉は日が陰ったときや夜になると折りたたんだようになります。
この様子が片側を食べられたように見えるとしたのが名の由来です。
またこの様子から、「雀の袴(スズメノハカマ)」の異名もあります。
「酢漿草(ししょうそう)」の文字は、葉や茎にシュウ酸を含み酢っぱいことからきています。
花言葉は「輝く心」です。
この雑草をあえて掲載したのには理由があります。
花の後にできる実は円柱形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、熟すとはじけて種子を飛ばします。見つけたら、直ぐに抜いておかないと、たちまち「カタバミ」に占領されてしまいます。
その旺盛な繁殖力が、子孫繁栄を願う当時の人たちの思いと重なって家紋に取り入れられたそうです。
実はこれこそが、当家の家紋なのです。「カタバミ」の家紋は多数ありますが、当家のものは「丸に剣片喰」というものです。
とはいっても、大それたものではなくトップ3に入る「通紋(つうもん)」と呼ばれるものです。「通紋」とは、少数の家や個人が独占できなくなった家紋のことをいいます。
ほかに「花菱紋」、「五三の桐」などがあります。
「五三の桐」などはその一般性から、貸衣装の紋として良く使われています。
したっけ。
和名:深山穂躑躅(ミヤマホツツジ)
分布:北海道から本州の中部地方(日本固有種)
樹高:30㎝から90㎝くらい
開花期:7月から8月
花色:淡いピンクを帯びた緑白色
ツツジ科ミヤマホツツジ属の落葉小低木
亜高山や高山の草地や岩場に生えます。
よく枝分かれをし、倒卵形の葉が互い違いに生えます(互生)。
枝先に花径1㎝~2㎝の花を疎らにつけます。
花の色は白いが、周辺部や裏は赤みを帯びています。
ツツジの仲間なので合弁花ですが、花冠は3個に全裂し、裂片は外側に反り返っています。
また、花柱(雌蕊)は緑色で長く、象の鼻のように上に反り返っています。
花名の由来は深山に生え、穂のように咲くツツジということです。
花言葉は、「幸せを・・・」です。
自宅のものは、樹高が20㎝くらいと小さく、花も1㎝程度なので、よく見ないとわかりません。高山植物コーナーで異彩の存在です。
したっけ。