高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

ごみと私~ごみと歩んだ13年 第3回:ごみの正体

2019-10-10 09:00:00 | 連載
香美市香北町 ロータスグラノーラの服部雄一郎です。

第3回:ごみの正体

資源物の分別を徹底し、生ごみ処理をはじめてみたら、
「燃えるごみ」がほとんどなくなってしまったわが家。
いつまでも満杯にならないごみ箱の中には、
「ちり紙」や「ガムテープのくず」、「宅配便の伝票」、「絆創膏」などの“乾きもの”がちんまり。
そこに時折、履けなくなった靴などの“大物”が加わる程度です。
これは一体どういうこと!? 
びっくりした自分は「ごみの統計」のデータを読み漁りはじめました。

みなさんは、ご自分の家庭から出すごみの量を計ってみたことがありますか?
(ま、普通はないと思いますが…)
環境省の公式な統計では、日本人はひとり1日あたり700グラム程度の
燃えるごみを排出するとされています(3人家族なら1日2キロ程度という計算です)。

「ではわが家は?」ということで、わが家の燃えるごみの量を計ってみたら、
ひとり1日あたりわずか70グラムほどでした(当時)。
かの有名な徳島県上勝町でもひとり1日100グラム程度の燃えるごみが出ていますし、
全国的に有名な“ごみ先進地”の自治体でも200~300グラムを下回るところはほとんどありません。
わが家はいきなり、「全国トップクラス」のごみの少なさに躍り出てしまったのです。

これには本当に驚きました。
もちろん、ごみは家庭の事情を反映しますから、
紙オムツやペットのごみが出る家庭はごみ量が増えますし、
一概にはくくれないのですが、
それにしても、この極端なまでの減り具合――ごみって、
こんなにも多くなったり少なくなったりするものなのだと唖然としました。
みなさんも、ぜひ一度、「ひとり1日あたりの燃えるごみ量」を量ってみるとおもしろいですよ。(つづく)

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知せ』2019年10月号より転載しました。

管理人記

を翻訳・出版した服部さんによるエッセイです。

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