高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

講演会「巨大地震最新情報と伊方原発」

2012-06-10 09:03:56 | 脱原発
6月9日、高知大学・岡村眞教授の講演会に行ってきました。
高知市内の端っこ、池での開催でしたが、高知県立大学大講義室にたくさんの人が集まりました。
   

まず岡村さんが言われたことは
昨年3月11日に起きた東日本太平洋沖地震は地震学の失敗だ。謝るしかない。今後はその反省の上に立って想定外をなくすこと。
原子力発電には2つの大きな問題がある。ひとつは、東京のために福島は犠牲になったという倫理観・道徳観の問題。もうひとつは、下の世代に引き継がれる核の膨大なゴミという世代間の問題
今後地震が起こった時、気象庁はマグニチュードや津波の大きさについて予報を出さないことにした。あとになって実際のデータを発表するだけ。自分で判断しなさい、ということ。

引き続いての、地震学者としての熱のこもったお話に、みんなじっと耳を傾けていました。


伊方原発について心配されることは、
沖合6-8kmに西日本最大の活断層がある。とても近いので、地震のP波とS波の間が1秒ほどしかない。P波を感知して原発に制御棒を入れようとしてもS波が来るまでにちゃんと入るのか。
次の南海地震では揺れが相当大きくなると考えられるが、伊方原発の基準地震動は570ガルしかない。強震動地震学の分野が未熟だった時代に建設されたもの。

こんな話を聞いて、「原子力発電所は廃炉にすべき」だとの思いが強くなりました。

こちらから講演会の様子を見ることができます。
運営委員Y



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