高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

つきみ通信+ 第11回:ふきのとう味噌

2020-02-05 09:00:00 | 連載
香南市香我美町の月見山のふもとにある旬彩料理「つきみ」です。
皆さまのお役に立ちそうなことを紹介していきます。

太陽の光は春めいてきたけれども、まだまだ寒いなぁ、
という時期に「ふきのとう」が出てきます。


古くから、「ふきのとう」をはじめとする苦味のある山菜を
冬から春へ向かう時期に摂るとよいといわれています。
山菜に含まれる植物性アルカロイドやポリフェノール類には、
解毒作用、老廃物排出効果、新陳代謝を高める効果があるという科学的根拠があり、
寒い冬の時期に身体のなかに溜め込んでしまった
要らないモノを出す食材ということは間違いないようです。
冬眠から目覚めた熊がまず食べるのは「ふきのとう」だそうです。

ふきのとうを含む山菜は天ぷらにすると食べやすいのですが、
それほどたくさん消費できません。
たくさんとれた場合は、「ふきのとう味噌」にして、
瓶詰にしておくと長期保存も可能です。
ほろ苦い味噌です。
苦味が苦手な方もちょっとだけご飯や豆腐などにのせていただくと、
冬眠モードから醒めるきっかけになるかもしれません、お試しください。

【 ふきのとう味噌 】
ふきのとう 40個ぐらい
油 適量
粗糖 30g+30g ぐらい
味噌(熟成した味噌がよくあう) 250g
味醂 適量
黒砂糖 適量

ふきのとうは、熱湯でさっとゆがき、ザル上げして水気を切る。
ふきのとうは中に入っている異物を掃除しながら、みじん切りにする。
フライパンを熱し、たっぷりの油でを炒めて
よく火が入ったら、粗糖30gを入れてよく混ぜる。
いったん火からおろし、味噌を入れてよく混ぜる。
再び弱火にかけ、絶えず混ぜながら火を入れる。
温度が上がりすぎた場合は味醂を少々足して
温度を下げながら火を入れる。
最後は味見をして粗糖(30gぐらい)を追加する。
最後に好みで黒砂糖(小さじ2ぐらい)を足してコクを出す。
苦味が苦手な場合は糖類を多めに入れる。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知せ』2020年2月号より転載しました。

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