高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月設立の「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした
42年の歴史をもつ生産者と消費者の会です

第3回「学生と考える記憶の記録と継承」

2021-11-19 09:00:00 | 連載
高知大学地域協働学部教員の森明香です。

第3回「学生と考える記憶の記録と継承」
ビキニ事件を中心に その3

学生たちと
高知のビキニ事件を
学ぶことが決まったとき、
次のことが最大の関心事となった。
「今」に連なる歴史的な出来事に対する
若い学生たちが抱いた関心の萌芽を、
伸び伸びと健やかに育てるには
どうすれば良いのか、ということだった。

悩ませられたのには
いくつか理由があった。
まず、本学部の実習は、
商品開発や六次産業化といった
起業的実践を促すカリキュラムが主流となっている。
翻って私たちが取り組もうとしていることは、
決してわかりやすい成果が見込めるものではない。
また、学生が生まれる
遥か以前の出来事である。
歴史学のトレーニングを
受けてはいない学生に
歴史的な出来事と「今」との連なりを
実感してもらうためには、
工夫が必要であるように思われた。
さらに、コロナ禍に伴い
様々なストレスに
直面しがちな環境下にあって、
水爆実験に伴う被曝や
被災者自らが声を上げねば放置されるといった、
容易には共有し得ない体験を
受け止められるだろうか、という懸念もあった。

考えた末に、
体験者に直接聞くのではなく、
体験者から継承しようと実践する
先達に学ぶことにした。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2021年11月号より転載しました。

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