高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

OKシードプロジェクト ~市民の側からの提案

2023-07-06 09:00:00 | 土といのちからのお知らせ
★ OKシードプロジェクト ~市民の側からの提案 ★


今年4月から、色々な食品の表示から、
「遺伝子組み換えでない」などの文言が
ほとんど見られなくなっています。
実は、この表示をするには、
非常に厳密な条件をクリアしなければ、
書き入れられなくなったため、
一般の業者はこの表示を控えるようになっているのです。
その結果、私たちは、
遺伝子組み換えされているか、されていないかを
選ぶ事が難しくなっています。
 
また、最近話題になっている「ゲノム編集」は、
利便性のみが宣伝されていますが、
実際には遺伝子組み換えと同じく、
遺伝子操作そのものであり、
その人体への危険性や、
自然界に広がるリスクについても
まだまだ分かっていない技術です。
さらに、この「ゲノム編集」については
表示義務がないだけでなく、
検査もなく届け出だけで許可されます。
現在、トマト、真鯛、ふぐ、トウモロコシが
実際に許可されています。
今後ゲノム編集された種や食品が
多く出回る恐れがあります。


こういった遺伝子操作が
されているか、いないかを
消費者が知ることができないのは不安ですよね。
この対策として、
ゲノム編集トマトなど
ゲノム編集種苗・食品が出てくることに懸念を感じた
市民が立ち上げた共同プロジェクトが
「OKシードプロジェクト」です。
農家、消費者さまざまな立場から、
遺伝子操作されていない食を守れるか、活動を始め、
ゲノム編集でない作物が分かるように
OKシードマークを作成しました。
ゲノム編集ではない種苗・作物、畜産物・水産物・加工食品に
OKシードマークをつけることを通じて、
日本での食品の安全に貢献することをめざしているのです。


土といのちでは、
理事会・総会の承認を得て、
まず農畜産物について、
OKシードマークを取得する方向で準備を進めています。
ぜひ皆さまにも関心をもっていただき、
ご理解とご協力をお願いします。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2023年6月号より転載しました。
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