けん爺さんのつぶやき

日々の出来事を徒然に。

生検Ⅱ

2020-08-26 16:55:05 | 日記
今度は肛門を消毒され、超音波の棒を肛門に挿入されます。
肛門の近くに前立腺があるんで、そこから超音波で見ながら
前立腺に向けてその棒から飛び出す針で患部の細胞を採取するらしい。

その説明をしながら作業を進めるんじゃけど、
ワシと先生や看護婦さんとの間にはカーテンがあり
どんな感じでやられとるのか想像でしか分からんが、
ワシは恥ずかしい股間や肛門を若い先生や看護婦さんの前に
曝しとることに変わりはない。
恥ずかしさで足を閉じようにも出来ない。

もう一人の看護婦さんが「はい、何番!」とか画面を見ながら言うと
『ズドン!』と針が撃ち込まれ、鈍痛が肛門の中で感じる。
『はい、次何番!』
『ズドン!』と次々と打ち込まれ5本撃ち終わったら
「はい半分済みましたよ!」 と声をかけてくれるが
こっちも1本ずつ数えとるんじゃけぇ、それくらい分かる。

10本針を打ち込まれ、その棒を抜いたけど
ウンコは出てないか?と気になる。
なにせべっぴんさんの看護婦さんに見られておるのじゃ。

肛門の中に何カ所も穴を開けたんでばい菌が入らんように
丁寧に何かクリーム状の薬みたいなものを塗ってくれとる。
ほいでお尻の穴の周辺や股間を丁寧に拭いてくれて
「はい、お疲れ様でした、終わりましたよ」と笑顔。

検査後に出血した場合とかオシッコが出にくいとかの
場合の処置の仕方とか、連絡先を説明してくれ、
帰る前にオシッコの色を確認させて欲しいんで
採尿してOK出たら帰ってヨシと言われ、早速トイレへ。

じゃが、これが出んのよ、痛いのよ。
尿道の内部にカメラを通した際のキズがあるんか
ちょっと出しかけては「痛っ!」と途中で止め
またトライしては止めと何回か繰り返してやっと採れた。

「赤ワイン程度の色なら心配なし」との事じゃったが
ロゼ程度の色じゃったんで無罪放免、やっと解放された。
じゃが、その日はもちろん、次の日もオシッコが苦痛じゃった。
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初めての生検

2020-08-26 01:39:22 | 日記
ワシはこの年になるまで大きな病気をしたことがなく、
見るからに健康そうで頑丈そうな体つきなんで、
大きな病院で麻酔して検査を受けるじゃの初めての経験じゃ。

切り傷や裂傷などで縫合手術を受けたことは何度もある。
一番大きなのは右足を20針も縫ったことがある。

じゃけど身体に穴を開けて細胞をとって検査するじゃの初めての事。
一般的には前立腺ガンは治癒率が高く、高齢男性の二人に一人は
罹患しとる病気とか聞く、早期治療すれば問題のない病気と聞く。

前立腺がどこにあって、どんな役割をしているのかも知らずに
ここまで来て、腫瘍マーカ検査、CT検査、MRI検査を経験する内
いろいろ知識も増え、友人や先輩からの経験談を経て
ついに今日の日を迎えた。

仙骨に麻酔を打たれるが、全然麻酔が効いた感がない。
看護婦さんが来て隣の検査室に行くのに
「歩けますか?」 とか訊くけど、全然平気。
「皆さん、そう言われますが立ち上がったら歩けん人多いんですよ」
そう言いながら肩を貸そうとしてくれるが、普通に歩ける。

「あらっ? 本当!」
検査室でお産の時の分娩台みたいな椅子にスッポンポンで座らされ
前をタオル一枚で隠すが、椅子が勝手に上に上がりながら倒れ
足が強制的に開かされる。 あ~恥ずかしい!

看護婦さんが「先に膀胱にカメラを入れます」
「オチンチンの先から入れるんですよ。ちょっと消毒します」
「ちょっと握られた感覚があって気持ちエエんじゃけど、麻酔が効いてないとゆーことじゃないの?」 
「まったく無感覚になるような麻酔じゃないので・・・」
「ゼリー塗りま~す」 気持ちエエと思うた瞬間

「イタタタッ! 痛い!痛い!」
「力を抜いて下さい。力を抜いたら楽に入ります」
これが力を抜けるかよ。もうちーと強い麻酔をしてくれ!
と言う前に更に奥へとカメラが入る。
「痛い!痛い!」 腰が引けるくらい痛いのよ。

「ハイ!入りましたよ。もう大丈夫」
全然大丈夫じゃない、カメラの向きを変える度に痛い。
何枚か写真を撮ってカメラを抜くんじゃけど、これがまた痛い。
こんな事、友人や先輩から聞いてなかったけど・・・。

本番の生検はこのあとあるんじゃと思うと憂鬱。


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