“これは、まだ自分の運命に気づかぬ一人の男の物語”
昨日の日記にも書きましたが、劇団☆新感線の座付作家 中島かずきさんがシリーズ構成を務めた「天元突破グレンラガン」にハマってます。
ケーブルテレビでの月曜~木曜の連日再放送で8話まで見ました。
全然内容知らないで「中島かずきさんがシリーズ構成やってるアニメだから~」という理由で気軽に見てたんですけど、ちょっとスゴいテンションです。
30分番組でまだ8話だよ。
なのに、なにこれ?
某大河と違ってキャラが立ってるよ。生きてるよ。
視聴者の感情をちゃんともっていく物語と演出だよ。
「隠し砦の三悪人」ももっと面白くできたんじゃないんですか、中島さん(←少し本音)
もし私と同じように、まだ未見で、中島さんの書いた新感線の舞台を面白いと思ったことがある人は見たほうがいいですよ。未見なのは、もったいないですよ。
私にはだんだん「長い長い新感線の舞台」みたいに見えてきましたよ←て、最近のは「蜉蝣峠」しか見てないだろ、お前は!!
※2年前に完結したアニメ ですが、私と同じような境遇の人がいた時のために以下ネタバレ注意な感想ということで。的外れな感想書いてたら、もう見終わった方は笑ってやってください※
まさか8話でアニキ退場とは…
昔、「男たちの挽歌」のクライマックスでマークの頭に弾丸が直撃した時に感じた「死亡フラグ立ちまくりだから、そんな予感はしてたけど、一番死んでほしくない、少しでも長く見たいキャラが退場だよ。心の中が男泣きだよ。」な感覚が久しぶりに蘇りましたね。
いや、結果を見た後に書くのも今さらですが、ナレーションで「 これは、まだ自分の運命に気づかぬ一人の男の物語」と言うのが変だな~と思ってたんですよ。
だって、ここまでどうみてもシモンとカミナのW主人公じゃないですか。
なのに「一人の男の物語」って単数形なんだもん。
しかもアニキ、そこでジョーですか?
徹底的に「あしたのジョー」ですか?
「ヨーコ」の名前は「葉子」からの「ヨーコ」だったんですか?
1話で豚に乗って村から脱走しようとしたのもこれの伏線だったんですか?←それはちがうだろ
アニメ「宝島」の若山 弦蔵なジョン・シルバーが好きな私としては「カミナとシモンって、若いシルバーとジムがコンビ組んだくみたい」と思えてけっこう好きだったので、ジョーとは意外でしたよ、ええ。
でも、こういうシーンの中島シナリオはさすがです。
1話でカッコいいセリフだった「自分を信じるな!お前を信じる俺を信じろ!」というセリフが、この回では「お前を信じろ!俺が信じるお前を信じろ!」というさらに血を燃えさせるセリフにパワーアップ。
しかも、そこまで言わせた直後に「お前が信じるお前を信じろ」にまでセリフを進化させるとは。
さてさて、アニキ退場は残念ですが、「一人の男の物語」なんだから今後も期待です。楽しみです。
だって、芝居で言えばまだまだ休憩時間にも辿り着いてない前半の中盤(のはず)。
ここまでに、この劇中の世界に係わる伏線もいろいろ出てたみたいですけど、まだなんにも使ってません。
そしてアニキがいなくなって一人で立つことになったシモン。
アニキを失ったシモンは、さらにダメ人間になってるような気がしますが、そこであがく姿が見てみたい。
物語では立ち直って反撃する姿が「燃えポイント」だったりしますが、現実世界で他人は「あがいていもあがいても立ち直れない。つぶれそう。でも踏んばる」って心意気を持ってる人の姿のほうが燃えポイントじゃないですか。
勝手な期待ですが、中島かずきさんなら、そこをちゃんと書いてくれそうな気がするし。
ちなみに私は、そういう奴が身近な知人にいたら「いくらでも食え!なんでも注文しろ!そして飲め!でも、景気づけでドンペリのピンクを開けるのはやめろ!それは禁止だ!」という気分で、ゴハンや酒を奢りたくなります(だって身近にいても、がんばる本人にはメシと酒をごちそうしてやるくらいしかやってやれませんから。がんばるのは本人ですから)。
うおー、今夜から9話なのでダメダメなシモンが楽しみだぜい←私は予告を見てないので勝手な予想です。もし、さっそく兄貴の意志を継いで早速熱血してたらどうしよう…
もうご存じならスミマセン。『銀魂』好きにもオススメ。
ふたたびコメントありがとうます。
>『大江戸ロケット』アニメ版
未見です。
「無駄なところで時代考証がしっかり」は基本ができててステキですね。
大河だけじゃなく、最近の時代劇映画にも見習ってほしいです。
>ここでもじゅんさん大暴れ
…え、じゅんさんが声優やってるんですか!
「グレン」の後にぜひ見たいと思います。
>『銀魂』
基本的に大好きなんですが、今年に入ってからの原作は読んでて正直つらいです。
セリフに魂が入ってない感じがとくに。