NPO 生活工房 つばさ・游

特定非営利活動法人 生活工房 つばさ・游、霜里農場主金子美登さんの活動の予定や報告をお知らせします。

理事長の高橋優子です。

2009年10月06日 | ごあいさつ
特定非営利活動法人 生活工房「つばさ・游」の理事長の高橋優子です。

私たちは、今、社会の転換期が到来していることを実感します。石油価格の高騰や世界的な食糧不足、そして顕在化しつつある気候変動に直面し、私たちの暮らしが、低い食糧自給率、木材、エネルギーなどの自給率の上にあるという現実を知り、危機感を持つようになりました。

そして昨年秋のグローバリゼーション経済の崩壊は、私たちに価値観と行動の転換を迫る出来事でした。新しい価値観、新しい生活様式、それは、環境と共生し、人と人のつながりや互酬性を大切にする永続性のあるコミュニティをベースにしたものではないかと考えました。

私たちが暮らす、ここ小川町でそのようなコミュニティを創りたく、NPO法人を設立することにしました。 

 埼玉県の西北部に位置する小川町は、周囲を秩父山系に囲まれた自然豊かな里地里山です。人口は3万人あまり。この人口規模は、住民同士のコミュニケションが円滑に取れ、“私たちのまち”といった意識も持ちやすい適度なサイズです。

 東京から僅か、電車で1時間20分、緑のトンネルを成す水坂峠を越えると、目の前に小川盆地が広がります。そこには、美味しい空気や美味しい水、豊かな田畑があります。里山には多種多様な動植物も棲息しています。この自然がもたらす豊かさに感謝し、それらを活かして、食糧やエネルギーが循環し、自給率の高い、新しい暮らしを作り上げたいと思います。

日本の食糧自給率は40%あまりですが、幸い小川町には40年近くも有機農業に取り組んできたパイオニアが存在し、町の有機農家の比率は全国有数です。生産者と生活者の提携や、買い支えにより地産地消や、高い食料自給率を実現することが可能です。

また、周囲の森林資源にも注目しています。間伐材はエネルギー源であり、建築材でもあると同時に、森は人を元気にしてくれます。エネルギーの自給もまた夢ではありません。川のせせらぎや景観は人を慰め、大切な水を供給してくれます。私たちは、こうした里地里山の様々な地域資源を活用して“「食」と「エネルギー」自給の地産地消モデル”を創造したいと考えています。

こうした活動を通して、顔と顔の見える有機的で信頼のあるネットワークを築き、互いに助け合い、互いの能力を発揮し、誰でも安心して住める豊かな地域づくりを目指します。

多くの皆様や地域の豊かな生き方に少しでもお役に立てれば幸いです。
皆様の応援よろしくお願いいたします。

 申請に至るまでの経緯
任意団体としての9年間の経験をもとに、2009年4月から8月にかけて特定非営利活動法人 生活工房「つばさ・游」の設立に向けての準備が進められ、活動と並行して様々な角度からこの特定非営利活動全般における議論を重ねました。
そして、その後2009年8月の発起人会議に4名が参加し、設立趣旨を確認し、同年8月26日「特定非営利活動法人 生活工房「つばさ・游」」設立総会を開催し、特定非営利活動法人として埼玉県知事に設立の認証申請を行うことといたしました。




最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
元気いただきました (横浜 みや )
2010-02-01 13:04:24
先日はヌエックでの帰りにベリカフェに寄らせていただきました、みや です。

もう少しゆっくりお話したかったのに、夜に予定があり大急ぎでとても残念でした。

しかし高橋さんとお話できて、なんだかとても元気が出て、神奈川のワーカーズ連合の代表をしていた友人に興奮してメールで高橋さんのことを伝えました。
WE21とのつながりも元気大賞の会場であったのですね。Gさんですね。

また、嵐山にいくときに、寄らせていただきます

一という書も
本当に本当にすばらしい

では、またね

みやさん (miro)
2010-02-03 21:13:01
みやさんコメントありがとうございます。
ブログ管理、会計理事をしていますmiroです。
ヌエックのイベントのときのお弁当も作りました。
元気大賞のときも同行しましたので、WE21のGさんとも名刺交換させていただきました。
その日のべりカフェ担当でしたので、きっとお会いしていたんですね。

またいらしてくださいね。
火曜日には、べりカフェに居ます。
高橋理事長も大概手伝ってくれています。
みんながつながっていくのは、嬉しいですね。
ブログを拝見しました。 (元気ネットの加藤です)
2011-09-24 23:55:20
元気ネットのエコツアーではお世話になりました。今回、生活工房「つばさ・游」の活動についてブログを拝見しながら、エコツアーの様子を思い出しておりました。持続可能のツボを明確に提言しておりますね。
これからもよろしくお願いします。
私は個人的にカトー折りでエコ活動をしておりますので、ブログに遊びに来てください。

コメントを投稿