融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

「人と人との間に」

2018年11月09日 | 聖書のお話

「人と人との間に」 詩編 1編1~6節

 信仰とは、救いであり安らぎであり、穏やかなものとして受け止められているように思います。けれども聖書を読んでみると、そこには信仰者が受ける試練や、他者からの迫害や闘いといった苦難の物語も多く記されています。聖書には、信仰者が苦難の闘いを乗り越え、やがて敵をも赦す愛を持った人間として豊かにされる道が示されています。それが、「隣人を自分のように愛しなさい」と教えられたイエスさんを信じる信仰の道です。言い換えれば、キリスト教の信仰とは、人と人との間に立ってくださるイエスさんの愛の教えによって、人と人とが互いに愛し合うことができるようになるための道のことです。

 浜坂教会が設立されて108年が過ぎました。地域にキリスト教が伝えられ、浜坂教会が設立され、浜坂教会に連なった信仰の諸先輩方は、地域においてキリスト者として生きるだけで苦労も多かったと思います。人々の無理解や、自らの罪を自覚するが故の苦悩もあったことでしょう。けれども、人と人との間に立ってくださるイエスさんに励まされ、試練や闘いを乗り越えて、やがて隣人を自分のように愛することができる人間へと成長させられました。そんな、浜坂教会の信仰の諸先輩方の信仰生活に思いを寄せるとき、イエスさんの教えに生きることの豊かさ、素晴らしさを改めて教えられたような気がします。

 

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