京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




京都と大阪の境に位置する天保山の山腹にある「アサヒビール大山崎山荘美術館」
大正から昭和にかけて活躍した実業家、加賀正太郎が自らデザインして建てた山荘で
戦後は一時取り壊される計画もあったそうですが、復元整備され1996年美術館として開館されました。
 
昭和初期(1932年)に完成した建物はイギリスのチューダー・ゴシック様式3階建
テムズ川を見下ろすウィンザー城の風景を重ねあわせこの地に山荘を作りたいと考えたそうです。

本館の外観は木をふんだんに使い木造のように見えますが構造は鉄筋コンクリート造で
レンガ壁等と組み合わされた趣のある建物です。
 
館内のコレクションは陶磁器・染織・絵画など、アサヒビールの創業者、山本為三郎が収集したものを中心に
交流のあった河井寛次郎や棟方志功などの作品も展示されています。

新しい建物、地中館にはクロード・モネの「睡蓮」が飾られ
山荘中庭の睡蓮池はモネの睡蓮を連想させます。洋館テラスアーチからの眺めが美しい
 
2階には喫茶室がありスイーツやドリンクなどが楽しめます。

アサヒビールの美術館だけあってプレミアムビールもあり!
スイーツはチーズケーキの他に9月13日まで開催の『植物のものがり展』
期間限定ケーキもありました(展示に合わせたケーキが用意されるようです)
 
竹鶴ピュアモルトを使用したサヴァラン風ケーキ&ゼリーに
ビスキュイチョコマカロンが添えられた『アクア・ビィテ』
抹茶やほうれん草の緑色に紫芋の紫色のコントラストが美しい
ジヴェルニーの庭園をイメージした『モネの庭』
 
喫茶室は室内とオープンカフェがあり、テラス席からは庭の緑や
雄大な眺望が楽しめてオススメ!
 
モネの「睡蓮」が展示されている地中館は”地中の宝石箱”と名付けられる
安藤忠雄氏設計の近代的な建物で、洋館や庭の緑に見事に溶けこんでいます。
 
駐車場がないためJR大山崎駅から送迎バスかタクシー
もしくは徒歩(坂道を約10分)で行くしかありません。

バスは琅玕洞(ろうかんどう)と呼ばれるトンネルの所まで行き
その後は美術館まで約300mは徒歩、途中にも有形文化財の建物があり
休憩所として使われています(ここのコインロッカーに荷物を預けるようになってます)
 
何処かの別荘へ行ったような、ゆったりとした時間が過ごせます。



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