この大都会の建築物には、
ほとんど秩序というものが見られない。
全体の調和統一は、
もともと想像力の埒外であるかのようだ。
欲望という名の前には、 あるべき風景は蹂躙されるのか。
いつの時からか、
放埓こそ進化、成長の源だと人は錯覚したものらしい。
昨日、
ゆりかもめ線に乗った。
車内から眺める360度は、
皮膚が無条件反射する。
硬い、ドライ、冷たい、痛い、、、。
この遠景には一面、生命の姿が見えない。
今朝のニュースは、
光より速い?ニュートリノの話題を、
伝えている。
過去に戻れるものなら、
いっそ戻ってみたいと思う自分がいる。
未来は、
いよいよ化石に近づくのか、
というイメージに囚われる。
、、、、
、、、、、
空の雲と、
水面がなければ、
この街は、
ただ墓標が立ち並ぶ場所であろう。