趣味水彩

後世に残したい史跡や懐かしい街並みを描いた透明水彩画の作品集です。旅や外出の合間に路傍に佇み描いた趣味の水彩画です。

五浦海岸(2020/8/14)

2020-09-22 | アート・文化

先に茨城県日立市の鵜の岬・伊師浜海岸の光景を描いた作品を紹介しましたが、ここからさらに北上して北茨城市の五浦(いづら)海岸をご紹介致します。この五浦は東京美術学校の初代校長を務めた岡倉天心が、東京を離れ横山大観達と共同生活をして、絵の制作に取り組んだ地なのです。鵜の岬からさらに北上した自然厳しい太平洋岸の海に面した丘の上に、天心たちが生活と絵の制作に取り組んだ自宅が、今では茨城大学天心美術館として公開されています。この光景の立ち位置に、美術館の中にある六角堂と言う東屋があります。向こうの荒々しい崖の上にあるのは五浦観光ホテルです。

このホテルの社長令嬢が、戦後映画の復興時代の初期に日活からデビユ-した「筑波久子」と言う、女優なのです。彼女はこの地から東京の慶応女子高校、慶応大学法学部へ進み、女優デビュ-したのですが、肉体派女優と言うレッテルに嫌気がさして早々と退きました。現在70-80才の年代の方は筑波久子さんの記憶があると思いますが、彼女は現在アメリカで活躍されているようです。

五浦海岸から話が大分横に反れましたが、いずれにしてもこの美術館からの眺めは素晴らしいものです。ちなみに2011年の東日本大震災は、この立ち位置の天心美術館の六角堂の位置までの水位の津波が押し寄せて、六角堂は流されてしまいました。現在の六角堂は復元されたものですが、天心はしばしばここで瞑想に耽ったそうです。

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