哲仙の水墨画

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百人一首第四十六番由良のとを(書)

2009-09-11 05:30:06 | 
由良のとを渡る船人かぢをたえ
行方くも知らぬ恋の道かな         曽根好忠

 由良の海峡を渡る船人が櫂(かい)をなくしてしまって、行く当てもなく、たださ迷っているように、自分も恋の苦悩でどうしてよいか分からなず、迷ってしまっている。由良は各所にある地名だが、この歌の由良は丹後の有名な地。かぢは櫂のこと。