哲仙の水墨画

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百人一首第九番花の色は(書)

2009-05-23 20:19:18 | 
花の色はうつりにけりないたづらに
わが身世にふるながめせしまに       小野小町

 思う男のことに気をとられて、ついうかうかと物思いにふけっているうちに、すっかり、年を重ねてしまった。まるで長雨の後の花のように見るも哀れで、わびしく色あせてしまったことである。美人で多くの言い寄る男をあしらった小町も年には適わなかったらしい。深草少将との逸話は有名。六歌仙の一人。